- 辻畑 憲男
- 株式会社FPソリューション
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
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03-3523-2855
対象:保険設計・保険見直し
「新商品がでたから保険を見直しませんか?」と営業の方からよく電話がありませんか。保険は家電製品と違います。新商品が出たからと必ずしもいいとはいえません。なぜなら、人は年をとるからです。保険は確率から作られているので年をとると死亡のリスク、病気になるリスクが高まります。すなわち保険料が高くなるのです。よって、新商品がでたからと必ずしも保険を見直したほうがいいとはいえません。ただ、生命保険を見直さないとならない時はあります。例えば、家族構成がかわった時、介護など年齢によりリスクヘッジをする必要が出てきたとき、預貯金が増えたときなどいろいろあります。そこで今回は保険の見直しのポイントについてお話いたします。
1、保険種類は加入目的に合っているか。
まずは今加入中の保険の設計書と保険証券を開きましょう。保険は万が一の時にお金に困るから加入するのです。お金に困らなければ加入する必要はありません。どんなリスクがあり、それに対して預貯金でカバーできるのか、それとも保険でカバーすべきなのかを検討し、今加入中の保険種類が目的に合っているのかを検討しましょう。また、保障内容がダブってないのかもチェックです。
2、保険期間は適切か。
加入目的に合った保障期間になっているかを検討しましょう。例えば葬儀費用の準備のためであれば、人間はいつ亡くなるかわからないので保険期間は一生涯になります。遺族の生活費や住居のためであれば、各家族により保険期間は違ってきます。入院時の保障については、一般的に保険期間は一生涯がおすすめです。
3、死亡保険金額は適切か。
家族構成や家計の状況が変わったのならば、再度必要な保障額を計算して今の保険金額が適切なのかを検討しましょう。遺族の支出はどのくらいになるのか。遺族年金や死亡退職金などの収入はどのくらいになるのかを計算しましょう。
4、保険料は支払い続けられるか。
保険の見直しで保険料がUPした場合には、保険料が支払い続けられるのかを検討しましょう。
最後に注意点として、保険は長期です。常にインフレリスクがあります。インフレリスクにどう対応したらいいのかも検討事項になってきます。インフレリスクとは物価上昇(医療費などの上昇)により契約時の保険金額、給付金額の価値が下がり現金で入院費などをより多く用意しなくてはならなくなるリスクです。
このコラムの執筆専門家
- 辻畑 憲男
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 株式会社FPソリューション
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