- ウジ トモコ
- 代表取締役 アートディレクター
- 東京都
- アートディレクター
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
フレームワークでWEBのデザインリニューアルを考える
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視覚マーケティング
視覚戦略はロジカルに、表現はクリエイティブに
2008-12-14 11:48
やや時間が空いた感はありますが、仲間うちでもさんざん話題になっていたAll About Profileのウェブリニューアルについて、最近のトレンドはもちろん『フレームワーク思考』で考えてみようよ、という試みです。「結論から」「全体から」「単純に」考える事はもちろん(地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」より)、「誰のための」「何のための」(ワンランク上の問題解決より)というオブジェクト指向の発想法であれば、次回のリニューアルで問題は必ず解決するはず。
もちろん、目につく欠点を指摘するのは簡単ですが、なぜそうなってしまったのか、推論であれ課題をきちんと考えてまとめておく事は「次段階」へのステップであると考えています。最近、「仕事はストーリーで動かそう」 という本でも紹介されていましたが躍進する米企業のデザインに対する方針が非常に分かりやすくて、他にもいろいろと応用できそうなので転記します。これは、人気アルファーブロガーさんのものからお借りして来ました。
Google のデザインガイドライン10項目
1. 使える: 人々の生活、仕事、夢にフォーカスする
2. 早い: ミリ秒でも早くする
3. シンプル: 簡略化することの重要性
4. 魅力的: 初心者にも上級者も引きつける何かをつくる
5. 先進的: 新しいものを生み出すことに意欲的になる
6. ユニバーサル: 世界のためのデザイン
7. 有益: 今日、明日のビジネスのことについて考える
8. 美しい: 心を乱さず目にやさしいものを
9. 信頼性: 人々の信頼を勝ち取れるものになる
10. 人柄: 何か人間らしさを加える
http://www.ideaxidea.com/archives/2008/03/google10.html
(Idea*ideaより)
http://googlesystem.blogspot.com/2008/03/googles-design-guidelines.html
(原文)
他にも多くのブログで紹介されていますね。
非常にグーグルらしいな、というか「いわれてみれば確かに」の連続です。
でも、これはあくまでもグーグルの話しですから、たとえばオールアバウトプロファイル用にカスタマイズしてみては如何でしょう。
AAPのデザインガイドライン10項目(案)
1. 使える: ユーザーのニーズや疑問に素早く応え、仕事に使える設計
2. 早い: ミリ秒でも早く答えに近づける
3. シンプル: 簡略化してあり、分かりやすい。無駄な事は省く
4. 魅力的: はじめて訪れた人にも、内部の専門家も引き込まれる
5. 先進的: 積極的に新しいものを取り入れる
6. ユニバーサル: 全員のためのデザイン
7. 有益: 今日、明日のビジネスのことはもちろん、過去の記事も見つけやすい
8. 美しい: ブランドにふさわしく目にやさしい美しさを意識する
9. 信頼性: 人々の信頼を勝ち取れる、不要や無用を取り払うデザインを心がける。
10. 人柄: AllAboutProfileらしさと言ったものを踏襲しており、好感を持って感じる
AAPのデザインリニューアルに対する要望(案)
1. 使える?: 使いづらい
2. 早い?: 遅い、重い
3. シンプル?: 複雑
4. 魅力的?: 工夫や差別化が足りない
5. 先進的?: 目新しいものがない
6. ユニバーサル?: 誰のためのデザインなのかよく分からない
7. 有益?: 記事が見つけにくく、目的地に行きづらい
8. 美しい?: 印象的に、心に残る美しさへの努力を感じない
9. 信頼性?: リンクがきれていたり、ディレクトリがよく理解できない。
10. 人柄?: AllAboutProfileらしさ、ブランドと言ったものを、真剣に育てようとしているのか疑問
とりあえず、前向きな解決案、指針を「提案」したつもりです。文句を言っている訳ではありません。ですから、きっと次回には素晴らしいサイトが完成するに違いありません。
「なんだか使いづらくて、すっかり足が遠のいてしまった。。。」なんて言うのはいい訳ですね。
いいコラムを書いて、マメに投稿を続けようと思います。素晴らしい次期リニューアルが完成する、その日まで。
▼「結論から」「全体から」「単純に」考える事
地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
▼「誰のための」「何のための」リニューアルか考える
ワンランク上の問題解決
▼Googleにおけるユーザーエクスペリエンスのデザインガイドライン10か条
Idea*idea
▼「データやロジックだけでは人は動かない」
仕事はストーリーで動かそう
▼「デザインを視覚マーケティングとして捉え、ビジネスに活かす」
視覚マーケティングのススメ
ご参考になれば幸いです。