- 武本 之近
- 株式会社グルコム 代表取締役
- 東京都
- Webプロデューサー
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
久しぶりに聞いた言葉だったので、コラムで書かせて頂きます。
1クライアントに対して、弊社合わせて3社での共同制作案件での打ち合わせ時の出来事です。
弊社みたいな少数な会社では、大きい案件の場合(物量、技術範囲)は、得意分野毎の会社とタッグを組んで
一つの案件の制作に取り組む事があります。
オリエンテーションでクライアントからのヒヤリングをしつつ、
案件の流れや、技術的な面などを考えながら質疑応答していくワケですが、
クライアントと共同制作会社の担当者(以下 担当Aさん)のやりとりで、
そんなオリエンテーションも一時中断。
その理由がタイトルにもある「それはできません。」
の担当Aさんの応答でした。
クライアント
「こんな表現で展開してくのが理想なのですが、どうでしょうか?」
担当Aさん
「いや、それはできませんね。」
・・・
・・・
・・・
時がとまり、クライアントも何を話して良いのか口をつぐんでしまいました。
私含め、他の担当者で
「担当Aさん、こんな内容でのやり方はどうでしょうか?」
「別のやり方で何かありますか?」
などと会話を進める形で、一応話しは進んだのですが、
この「それはできません。」の言葉というのは強烈ですよね。
あらためて思います。
クライアントが聞きたかったのも、「それはできません。」の続きだと思います。
できない事を無理に「できます!」という必要はないと思いますが、
そのやり方とは異なりますが、こういうやり方でしたら内容に沿った形で可能です。
現状のスケジュールとは別軸で作業を進めるやり方であれば可能です。
今回の予算ですと、既存の内容と照らして優先順位を決める必要があるかもしれません。一度検討させて頂けませんか?
など、打開策なり、妥協案なり、一度持ち帰るなど、提案が必要だと思います。
当たり前の事だと思っていたのですが、
久しぶりに聞きました。
確かに「それはできません。」で仕事が成立すれば、
これほど楽な事はないのですが、、、。