七十二候 「霞はじめてたなびく」2/23〜2/27 - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
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閲覧数順 2024年04月26日更新

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七十二候 「霞はじめてたなびく」2/23〜2/27

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雨水 次候「霞はじめてたなびく」


か~すみかく~も~か

「霞」?「霧」?「雲」?



「霞」は春の季語です

「霧」は秋の季語なんですよ


以前調べたことがあり興味深いことを発見したのを覚えています

気象用語では

肉眼で1km未満の霧を「霞(かすみ)」

1km以上見えない霧を「靄(もや)」と言うようです

「かすみ」より遠くまで霞むのが「もや」ということかしら


では 「霧」は

辞書で調べると

「地表や海面布巾で待機中の水蒸気が凝結し、無数の微小な水滴となって浮遊する現象」

つまり「もや」も「かすみ」も「きり」の仲間なのです

もやは霧の説明にプラスして「遠方が霞んで見える」現象だそうです




平安の前までは四季を通じて「霧」と言ったそうですが

平安からは「霞」を春特有の呼び名にしたそうです


確かに

「村雨の露もまだ干ぬ槙の葉に 霧立ち上る秋の夕暮れ」

「高砂の尾上の櫻咲きにけり 戸山のかすみたたずもあらなむ」

百人一首にもありますね



英語ではどうなんだろう・・・・

haze より濃いのが mist

mist より濃いのが fog

fog より濃いのが damp

辞書では mist 「かすみ」   fog 「もや」



ちなみに雲は「空中に浮かんだ状態」だそうです


仙人が食べたのは「かすみ」

もや きり くも はやはり似合いませんね

となると仙人はかすみのようなものでさえも春しか召し上がらなかったのですね

やはり仙人らしいではありませんか



さてさて

昔の人はこの霞がたなびくと

農耕の準備をはじめたということです


日本は四季がはっきりしていて

また それを敏感に捉える感性

これが「言葉」を育んだのですね


自然を敏感に捉える感覚大事にしたいですね



千葉県鴨川で撮った菜の花畑です





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橘 凛保(Riho Tachibana)