起業、転職しても成功しない人の4つの特徴。 - 社会人留学・MBA取得 - 専門家プロファイル

川尻 秀道
ラウンジグループ株式会社 代表取締役兼CEO
東京都
MBA留学と起業のプロ

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閲覧数順 2024年04月25日更新

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起業、転職しても成功しない人の4つの特徴。

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MBAホルダーになって起業、転職すれば、誰でも成功するわけではありません。MBAでどんなに経営理論、マーケティング理論、ファイナンス理論を学んで、起業、転職したとしても、経営者としてとても大切な要素が抜けていれば、成功することはできません。当たり前のことですよね。


それでは、MBAホルダーが起業、転職する場合、MBAの学位以外に必要な成功の要素とはいったい何なのでしょうか?


◆MBAホルダーになって起業、転職しても成功しない人の4つの特徴


ゆび矢印1、成功は自分1人の力だと思っている。
MBAでは経営理論、アカウンティング、ファイナンス、マーケティング、人事戦略などビジネスに関わるすべての科目をまんべんなく学びます。それゆえに、 MBAホルダーになって起業、転職したばかりの人は、最初は何でも自分で企業を経営できるかのような錯覚に陥ります。しかしながら、企業経営はそんなに甘いものではありません。自分一人の力では限りがあるのです。


点矢印画像MBAホルダーが起業する場合。
MBAであらゆる科目を学ぶわけですが、人には得意不得意不得意が存在します。もし、マーケティングが得意な MBAホルダーがマーケティング会社を起業する場合、マーケティングの能力としてはその道の専門家として、付加価値の高いサービスを提供することができるかもしれませんが、それ以外のバックオフィス的役割であるアカウンティング、人事戦略、企業組織論などの分野については、必ず他人のサポートが必要になってきます。


点矢印画像MBAホルダーが転職する場合。
Harvard business reviewにこんな記事がありました。
「多くの企業の人事担当者にアンケートをとった結果、ほとんどの転職希望者は、自分の能力を過信しすぎている、自分の能力を超えたレベルの仕事を転職希望者はできると信じている。」


転職活動では、自分自身を大きく見せたいことをよく理解できます。もしかしたら、特にMBAホルダーの転職希望者はこのような傾向があるのかもしれません。しかし、どんなに優秀な人間であってもすべてに万能ということはありません。


MBAのケース・スタディでは、自分たちが経営者もしくは経営コンサルタントとして、事業改善事業推進を考えるトレーニングばかりをしています。そうしていく中で、自分たちがひとつの企業を1人で動かせるような気持ちになってしまうのもわかります。しかしながら、実社会では周りの多くのサポートをもらいながら少しつづ成長していくものです。自分1人の力で企業を動かすことができません。


ゆび矢印2.他人を信じない。


MBAホルダーになって起業、転職しても成功しない人は、他人を信じることができません。自分がマネージャーとしてではなく、プレーヤーとして全てやろうとしてしまうのです。他人に任せると不安で仕方がなく、自分でやらなければ気がすみません。いわゆるエース4番タイプの人間です。


このような人が、仮に起業家となって会社を経営していく場合、最初のうちはいいですがだんだん組織が大きくなってくると、それ以上成長することはできなくなります。 一人でやるには限界があります。企業を大きく成長させていくためには、他人に任せて他人が自分の思う通りに動かないことも織り込み済みで、企業経営していく必要があるのです。


ゆび矢印3.ビジネスパートナーという発想がない。


MBAホルダーになって起業、転職しても成功しない人は、ビジネスパートナーと言う概念そのものが欠けています。取引先に対して「買ってあげる。」「売ってあげる。」など常に上から目線で、取引先を自の利益を拡大するための道具としてしか考えていません。しかし、人間相手の取引ですのでそれで相手が納得するわけはありません。


そこで必ず軋轢が起こり、取引先と良好な関係が築けなくなり、契約解消に陥ったり、業界内での評判を悪くしたりすることがあります。


ゆび矢印4.協力者に対する感謝の念が欠けている。


MBAホルダーになって起業、転職しても成功しない人は、感謝の念が足りません。事業を経営するのは自分の利益だけのためではありません。社会そのものを豊かにして、多くの人たちがより快適な生活ができるようにするための社会的貢献の一環なのです。MBAホルダーになって起業、転職しても成功しない人は、この社会的貢献の概念が欠けていることがあります。


「お客様が喜び、社員である仲間が喜び、そして自分自身が喜ぶ。それによって社会がもっともっともっと豊かになっていく。」成功する経営者は、常にこのような事を頭の中に思い浮かべて、日々事業活動を行っています。一方で、MBAホルダーになっても失敗する人たちは、自分たちの利益だけを追求します。そのような考え方や態度は、周りの人にはすぐに伝わってしまいます。


以上のような内容は、どんなにMBAでMBA理論を学んだところで習得できるものではありません。 MBA理論を学ぶだけではなく、企業は自分一人の力では成り立たないといこと、事業に関わるすべての人たちに感謝することが大切です。


◆まとめ


MBAホルダーになって起業、転職しても成功しない人には、以下のような共通点がある。


点矢印画像成功は自分1人の力だと思っている。
点矢印画像他人を信じない。
点矢印画像ビジネスパートナーという発想がない。
点矢印画像協力者に対する感謝の念が欠けている。


MBAホルダーとして成功するためには、MBA理論を身に付けるだけではなく、自分がどこまで何をできるのか理解し、周りの人たちの協力を得ながら事業を進めていく力が必要になります。


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