自分らしさの意味を考えたとき、あなたは自分の
「自分らしさの定義」を持っていますか?
自分らしさは、価値観ともよく通じていますので、
自分の価値観をよく洗い出してみると、リマインダーと
なります。
たとえば、「正直」が価値観なのに、正直でいなかったら
やはり自分らしさがどこか抜けている。
「楽しい」というのが価値観の人が楽しくないことを
していたら、それは確かに自分らしくないでしょう。
価値観はひとつだけではないから、ひとつ抜けたら
自分らしさを失うことはないけれど、やはり積み重ね。
また、普段の考え方やスタンダードの持ち方、ニーズ、
自分に対する愛情のレベルなどによっても、自分らしさを
失ってしまうこともあります。
たとえば、自分が人からどう思われるかが常に
気になっていたら、自分を表現したり主張したり
することは、とても難しい作業になります。
ジレンマですね。よく思われたい(嫌われたくない)から、
我慢したり思っていることが言えなかったりします。
そのために犠牲になっているもの(自分の思いや意見、
自分らしさ)も大きいので、これはとてもしんどい状況です。
私は日本の女性はさらにこの傾向が強いのではないかと
感じています。というのも、社会の女性に対する役割というか、
そのプレッシャーがすごいからです。
何かの女性雑誌を読んでいて、印象の良い女性になるには、
という記事では、こと細かにこうした方がいい、ああした方が
いい、というリストがぎっしりです。
そりゃあ印象の悪い人でいるより、良い人でいたいし、
おまけに雑誌にまで出ているのだから、正しいかな、
やってみようかな、という気になってしまいます。
ここがメディアのすごいところ、こわいところ。
活字になると、正しいとか正しくないとか
自分にとって良いとかよくないとか、関係なしに
「雑誌に書いてあった」という権威になります。
また、日本の女性のすごいのは、たとえばアメリカや
ドイツの女性なら、全く気にしないことを気にするところ。
たとえば、トイレの音姫。日本に帰国したばかりのころ
公衆トイレで入ったら勝手に音が流れてビックリしました。
私もずいぶんいろいろな国に行きましたが
日本以外でこんなトイレは見たことがありません。
あれでマナーが良いとか悪いとか言わないし、
それが恥ずかしいとか、そうした基準がなくて、
国が違えばなんとやら、です。
まあトイレはどうでもいいとしても(笑)、日本の女性たちは、
こうした社会からの「女性だからこうしたほうがいい」という
期待やプレッシャーに、知らずに応える習慣がついていて
周りを余計に気にする傾向にあると私は感じています。
良い悪いは別として、みんな同じがいいというような
グループ文化があり、それに外れると「何を言われるか
わからない」と思う傾向もありますね。
こうして、小さなことだけれど、自分らしさについて
追求したり考えたりする前に、周りの目や意見を気にする
自分になってしまっているのかも。
あなたは、いかがですか?
自分らしくいたい、と思っていても、実は自分らしさを
よく知らなかったりしませんか?
あなたの自分らしさとは、どんなことですか?
どうやってそれを表現していきますか?
何をするにしても、自分らしさを無視していると
どこかでツケがやってきます。
それは、人によっては朝起きれなくなったり、
眠れなかったり、または病気や怪我だったり。
自分らしさを求めて、自分の気持ちに従ってみましょう。
自分らしくすることは周りを全く気にしないのではなく、
自分を尊重してみると考えてみてください。
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このコラムの執筆専門家
- 小倉 美紀
- (パーソナルコーチ)
- エナジー・コーチ エナジー・コーチ
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もっと自信を持ってバランス良く、元気にハッピーになりたい方(主に20~40代の女性)に向け、コーチングやセミナー、講演を実施しています。人生の幸せ、ビジネスの成功や自己実現のために、枠に捕われない考え方を提供し、内面から強くサポートします。
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