人間の智慧を邪魔するものは何?
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徒然日記
2014-06-26 14:44
「この症状の時は、ここを施術すると良い!」
というようなことが書いてある情報を目にすることがあったのですが…。
正直、そんな馬鹿な…と思ってしまいました。
その患者さんがそういう状態だっただけであって、決して全ての方に当てはまるわけではありません。
「いや、統計だから…。」
と言われるかもしれないのですが、その統計という考え方自体が間違っています。
統計ということは、そこから外れる方も当然出てきます。
頭でっかちになって、
「こういう時はここ!」
というような考えが抜けないと、根本を見つけることが出来なくなるのです。
故に松井式の受講生さん達には、情報を伝えることはあっても「捉われないで下さいね!」ということを伝えます。
これは何も施術に関することだけではありません。
例えば食品でも同じようなことがあります。
テレビで「○○の食材が健康に良い!」と言えば、次の日にはスーパーから商品が無くなり…。
「○○は健康を害する!」と聞けば、バッシングする側に回り…。
多くの人が情報に振り回されています。
体に良いと言われるものがあっても、人によって体質も違います。
食品に対する反応も人それぞれで一概にこれが良い悪いなどとは言えないわけです。
何が食べて良いもので、何が食べたら悪いものか…というのは、昆虫でも知っているようなことなのです。
じゃあ、どうして自分で判断出来ないか…というと、知識があるからです。
知識を蓄えれば蓄える程、智慧が働かなくなっていくのです。
何かの情報を得ると、「それが正しい!」と思い込んでしまうのですね。
その「正しい」という主観こそが、視野を狭くしてしまいます。
自分の主観でしか物事を見るというのはエゴです。
もっと広い視点を持ち俯瞰出来るようになるためには、エゴを薄くしていかなければいけません。
いろいろ詳しく知っている専門家ほど、新しい情報を受け容れられないものです。
一般的に物事を知っていそうに見える先生と呼ばれる方ほど、脳の便秘になっていて、応用が利かないこともあるのですね。
大切なのは物事の本質を知るということです。
根本を知れば、後は枝葉にしか過ぎませんから、何か問題が起きたとしても、臨機応変に対処していけるようになります。
智慧の働きを邪魔する知識というものが何なのか、しっかりと見極められる自分になっていきたいものですね(^_-)-☆
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