- 井上 敦雄
- アッツワークス株式会社 代表取締役 犬旅コンサルタント
- ITコンサルタント
対象:ITコンサルティング
アッツワークスの井上です。
おはようございます。
パクリ。
パクリ。
パクリ。
アナログな世界だと、パクるのは、手間がかかる作業だったのですが、デジタルの世界では、簡単です。ソース丸ごとコピペ。画像そのままコピペ。
しかも、「いいものを広めて何が悪い?」「いいものをみんなで使うっていいじゃん」っていう認識だと、さらにタチが悪いです。
立場が違うので、議論もかみ合いません、よね。
「犬旅.com(http://inu-tabi.com/)」と名前がほぼ同じなサイトがあるので、商標権の侵害について調べてみました。(「犬旅」は、いくつかの分野で商標をとっています。)
経済産業省のHPには、以下の記述があります。
http://www.meti.go.jp/policy/ipr/infringe/about/trademark.html
「商標の類否の判断にあたっては、商標の見た目(「外観」と言います。)・読み方(「称呼」と言います。)・一般的な印象(「観念」と言います。)の類似性の検討に加え、取引の実情を考慮して、総合的に出所混同の恐れがあるかどうかを、取引者や一般の需要者が商品購入時に通常払うであろう注意の程度を基準として判断します。」
なるほど。。。
他の解説サイトの説明と過去の判例を総合して考えると、「出所混同の恐れがあるかどうか」がキモのようです。裏返せば、たとえ商標が似てたり、同じだったとしても、出所混同の恐れがなければ、侵害ではない、ということが言えそうです。
つまり、どうすればよいか、を考えると、ホンモノはホンモノらしく、ブランドの特徴を際立たせて、他の類似品と出所混同されないような取組をしていく必要がある、ということなんですね。
今号のプレジデントにも、高級時計の模倣品対策について書かれていました。
また、ちょうど、今月号のゲーテのバルス高島社長のコラムにも「パクリ」というタイトルのコラムが出ていました。それぞれ、勉強になりました。
マッシュアップ
オマージュ
モチーフ
インスパイア
リスペクト
似た概念はいろいろとありますね。
でも、ホンモノとは何か、をきちんと考えて、マーケットにメッセージとして伝えていくことが私たちにできること、すべきことだ、と改めて認識しました。
また、書きます。