- 岡本 興一
- ウィジット株式会社 代表取締役
- ITコンサルタント
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
口コミはコントロールしようと思ってはいけない
-
集客につながるホームページ
ホームページ作り〜よくある誤解
2008-07-07 08:00
これは、インターネットの普及、ブログの普及によって、新たにもたらされたネット上での口コミです。
ブログや掲示板を使えば、メディア専門の人でなくても、一般の人たちが、ネットに自分達のメディアを持つことができてしまったわけです。
そのため、CGM : Consumer Generated Media と呼ばれたりします。
口コミマーケティングは、こうしたネット上の口コミを上手に利用して、ネット上での自社ビジネスに生かしていこうとするものです。
言葉から想像すると、まるで自分達にとって都合のよい「口コミ」情報を、ネット上で展開してもらうかの様に勘違いされる方がいらっしゃいますが、決して、口コミされる内容を制御しようと思ってはいけません。
過去に複数の名だたる大企業が、掲示板やコミュニティで、口コミを誘導しようとした際、ことごとく叩かれ、あっという間にネット上から消えていきました。
場合によってはその会社の株価を左右しかねない事件にも成り得ます。
口コミマーケティングとは、ネット上の口コミをコントロールするものではないのです。
少なくても、一番初めに取り組むべき事は、ネットか否かに限らず、自社製品やサービスのお客様に対して、その満足度を高めることが必須です。
満足度が高くなって初めて口コミで、自社にとってよい情報が流れるわけですから。
ですから、ネットだからといって、特別なことではなく、ビジネスの基本をしっかり押さえる必要があるのです。
ある程度、顧客の支持を得ることができたなら、初めて口コミを少しでも利用できないか?と考えてみます。
以下、事例も成功事例も豊富な方法をご紹介します。
自社サイトで、ブログに使えるパーツを配布するのです。
例えば、飲食店なら最も売りになっているメニューについて、プロのカメラマンに撮影してもらった写真を出します。
見るだけでよだれが出そうなものです。
これを、ホームページに出しておき、
もしよかったら、ダウンロードしてご利用ください。
ホームページ等に掲載されるのなら、http://・・・・ へのリンクをお願いします。
と記載しておくわけです。
ブログを書いている人たちは、自分たちが行った店で、味やサービスに感動すると、自分のブログにそのことを書きたくなるものです。
そのとき、自分で撮った写真でなくても、自分のブログで使えそうな写真を使えるのであれば、喜んで使う人が少なくないのです。
このパーツは写真でなくても構いません。
イラストや、フラッシュでもいいのです。
ブログを書いている人達の役に立つものを出す。
その姿勢で口コミを利用するのです。
集客につながるホームページ
ネットとセキュリティ〜ウィジット株式会社
岡本興一