普通は感情の乏しい無表情な様子を遠回しに責められているのだと思いますよね。
しかし、能面にはいろいろな種類がありますし、何より能面は当たる光の角度によって微妙な表情を創り出すことができます。
少し上を向くと喜びを、少し下を向くと憂いをという感じです。
モノに光が当たった時の陰影は立体感を変化させるだけでなく、そのモノの表情を変える力を持っているということです。
わかりやすい表情をつくるのではなく、無表情ながら顔の向きをわずかに変えることで感情を表現する、そんな日本人ならではの技を身につけたいと思っています(うそデス・・・)。