デザイニングに必要な心がけ - フラワーアレンジメント - 専門家プロファイル

原川 佳絵
Eka Art Salon 代表
東京都
フラワーアレンジメント講師

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対象:絵画・工芸・フラワーアレンジメント

松本 邦子
松本 邦子
(フラワーアレンジメント講師)
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閲覧数順 2024年04月26日更新

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レッスンカリキュラムを見直す時期に入りました。

毎年この作業が発生します。

生徒さんにさりげなくヒアリングを行ったり、生徒さんが作った完成品を見ながら

カリキュラムをじっくりと練り直します。

サロンではフレッシュ、プリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワーの

コースが多数存在し、その1つ1つの作品についてじっくり向き合うことは

途方もない時間と労力を使います。そして自分が1年かけて練り上げていったものを

壊すことも勇気が必要です。

でも、

私は「自分にダメ出し」することはこの仕事をする上でとても大切なことだと

思っています。


もちろん、自分を鼓舞することも必要なのですが、

「本当にこのレッスン内容で良いのだろうか」、

「この作品を作ることで生徒さんの技術が向上するのだろうか」、

といったことを、

この仕事をしている限り私は自分に問い続けなければいけないのだと考えています。




もう1つ、大切なこと。

それは、「すべてをリセットして原点に返る」ことです。

指導経験が長いと、自分の中に慣れが出てしまって、

新しいことに取り組む意欲が薄れてしまいます。それを叱ってくれる人間もいません。

結果、デザインもいつも似たような物になりがちです。


私は、今、小物の使い方を研究しています。

例えば、アレンジと一緒によく使うパール。

きっと他の先生方もパールを使ってアレンジすることが多いでしょう。

普通、このパールは花と花の間に入れてちょっとしたアクセントに

使ったりしますよね。そうすると「可愛い!」というイメージがいっきに膨らみます。

私の思い込みかもしれないけれど、

パールの使い方って「可愛い!」で終わっていませんか?

でも私は、過去に行ったパリの風景を思い出します。

ラデュレのカフェで、かなりご年配のマダムがお茶をされていました。

その時身に着けていたのがパール。

それは「可愛い!」ではなく、「カッコいい!」という表現がぴったりでした。

トレンチコートにパールを組み合わせていたからです。

何が言いたいかというと、

今までこの素材はこういった使い方をする、

といった自分の中の経験、固定観念を一旦リセットし、そこから新しい発見を

するといったこともデザインをする人間にとっては必要だと思うのです。


但し、

心がけだけではデザイニングはできません。

デザインの形、色、配置など実践に使える知識と技術も必要です。

次回はそんなこともお話しようかと思っています。

良かったらまた読んでくださいね。





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