
- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
キンキーブーツに見る、セールスプロモーション
-
メディアと映画、ずっと楽しい関係。
気ままに映画・TVコラム
2008-04-24 10:24
エスオープランニング、山藤(サンドウ)です。
今回から「気ままに映画・TVコラム」として、
気になった映画、楽しかったTVプログラムなどを取り上げたいと思います。
キンキーブーツです、
ドラッグクイーンです。
性倒錯者です、
ということで、
イギリスの映画、キンキーブーツを紹介です。
ストーリーは、いかにも英国労働者階級が好みそうなストーリーで見ると、ちょっとだけ元気が出る心温まるドラマです。
父の靴工場を相続したばかりの跡取り息子。
長年勤めている技術力ある職人たちのおかげで、靴製品の品質は高いものだったが、近年の安い輸入品に太刀打ちできず、倒産寸前です。
そんなある日、主人公は偶然知り合ったド派手なドラッグクイーン(女装した男性)と出会い、窮屈そうに女物のブーツを履いているのを見てひらめきます。
誰も作らない、&&男性用のキンキーブーツ(SM女王様用のハデハデブーツ)&&を作れば売れるんじゃないか?
かくして彼とドラッグクイーン・ローラと工場従業員たちの奮闘が始まります。
ここで、面白いのは、
しがない靴工場にあるトラディショナルな商材を、
ド派手な赤ラメのSEXブーツを作って売ると言うトコロ、
セールスプロモーション的に見れば、
二代目の経営者は、初代経営者の影響力が強くて、
なかなか、オリジナリティーを発揮できないところですが、
市場ニーズにあった商品を開発して製造するのは、ビジネスとしてはしごく当たり前のこと、
その商品をいかにブランド化して、市場に提供してゆくのか、
広告やマーケティングの基本が、映画の中にしっかりと表現されているのでした。
日本映画でも、
「フラガール」
「シャル・ウィ・ダンス」
「オールウェイズ・三丁目の夕日」とか、
コンセプトとマーケティングがしっかりあって、、興行的にも作品的にも成功している映画は、
実はたくさんあることに、気がついた今日この頃です。
新しいことにチャレンジすることは、
とっても大切なこと!
なぜって、
それは、時間は未来にしかつながっていないから!
ですね。
「キンキーブーツ」、
映画の楽しさと、ビジネスのコツを教えてくれる、
ステキな映画でした。
評価=★★★★☆
キンキーブーツオフィシャルサイト