硝子を「切る」 その3 - インテリアコーディネート全般 - 専門家プロファイル

宇留賀 正輝
代表取締役
東京都
インテリアデザイナー 窓装飾アドバイザー

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閲覧数順 2024年10月10日更新

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硝子を「切る」 その3

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仕事 職人としての独り言
「硝子を切る時、どんな道具を使うか知っていますか?」と聞くと
たいていの人が「だいやもんど〜!」と答えます、あなたもそうでしょう?。

しかし、今では硝子関係者のほとんどが先端に回転式の鋼鉄のローラーがついたカッターを使用しています。
私がこの仕事を始めた20年程前でもステンドグラス屋でダイヤモンド製のカッターを日常に使っている人はあまりいませんでした。(町の硝子屋さんにはちらほらいましたけれどね。)

ダイヤモンドカッターはペン状のグリップの先に工業ダイヤが埋め込まれていて,それを硝子にこすりつけて傷をつけます。(アイススケートの歯で氷を傷つけている感じ)
一方ローラーカッターは先端に周囲が鋭利な刃物状の鋼鉄製ローラーがついており、それにより硝子を傷つけて行きます。(形は違うけれどボールペンを紙に走らせる感じ)

ダイヤの方が固く鋭利で硝子に接地しているためピンポイントで鋭くシャープな傷を付けているという使用感です。事実、割るときに入れる力も少なくて済みます。
しかし、ローラーカッターに比べると持つ角度がかなり厳密で力加減も微妙で慣れるまでにはかなりの時間がかかります。
また、初めて手にした人がすぐに切れる、というのもでも有りません。

(写真、先端部分がそれぞれ ダイヤ/左 ローラー/右)


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