金投資は今がおトク！？

―　消費税増税直前は金に注目　―

株式投資や債券投資、不動産投資に加え、個人のポートフォリオには欠かせない存在となりました。

従来から金は投資対象として人気がありましたが、ここ最近は金価格が高騰し、実需だけでなく、投資の対象としても注目を集めるようになりました。

税金の面からみると面白いこともわかります。

金には、買うときも売るときも消費税がかかるという点です。

つまり、金を購入する際、10万円の金に対して５千円の消費税がかかります。

また、売却するときも、消費税が受け取れます。

もし、消費税が5％のときに金を購入し、消費税が10％のときに金を売却すると、仮に金の価格が変わらないとすると、5％分だけ得します。

投資パフォーマンスからするとあなどれない数値です。

金を売却したときの税金は消費税だけでなく、譲渡所得（総合課税）の対象となります。

サラリーマンであれば、給与などと合算して所得税を算出します。

購入後、５年以内に売却した場合（短期譲渡所得）、譲渡益から50万円の特別控除が受けられ、

さらに、保有期間5年を超えて売却した場合（長期譲渡所得）、譲渡益から50万円の特別控除後、1/2が課税対象となり、税金は半分で済みます。

金は、不動産と違い保有期間中も固定資産税のような税金もかかりません。

金投資をお考えの方は、税金というコストも考慮して投資対象としてみてはいかがでしょうか。