中小企業診断士の長谷川進です。おはようございます。
今日はネットビジネスについてのお話です。

サイバーエージェントは、女性向けの無料ケータイSNS「男の子牧場」を5月19日に停止すると発表しました。「男の子牧場」は5月13日にサービス開始したばかりで、わずか6日間でサービスの見直しとなりました。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090518/330223/
http://business.nikkeibp.co.jp/article/nmg/20090514/194653/?ST=nmg_page

非常に残念な出来事ですね。

この「男の子牧場」なるサービスは「婚活」に特化したケータイSNSということで、私も「サイバーエージェントが新しいことを始めたな」という認識はしておりました。

しかしこのような展開になるとは残念です。

「婚活」や「ケータイSNS」といった今旬なキーワードが並べられたサービスなので、企画自体は面白いのでしょう。

しかし、問題点とされている「倫理的な問題」と「個人情報に関する問題」については、現在の社会状況を正しく把握できていれば、企画段階である程度予想はできるはずです。

ネットビジネスで実績を残しているサイバーエージェントがこのような問題でサービスを中止することは残念であり、ネットビジネスの危うさをひしひしと感じます。

「自由に」「スピーディーに」「低コストで」などネットビジネスのメリットがよく語られます。
私もIT業界での長い経験からそのメリット自体は認識していますし、ビジネス上非常に有効であることは実感しております。
しかし、今回のようなリスクも表裏一体で存在するのだということも理解しておく必要があります。

私自身、ネットビジネスに関する相談を数多く受けていますが、ネットビジネスのメリットだけに着目している方が多いことに危機感を感じております。

ネットビジネスの健全な成長のために、経営とITのプロフェッショナルとして今後も地道なご支援をしていきたいと思います。

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