西島 正樹
ニシジマ マサキグループ
セキュリティデザインを楽しむ-5 ■住宅『強盗犯』について
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■住宅『強盗犯』について
前回は、住宅窃盗犯には2つのタイプがあること、および、そのうちの1つのタイプの素顔について、お伝えしました。
もう一つの極は、強烈です。ここ10数年登場してきた強盗ともいうべき凶悪犯で、外国人に多くグループで犯行します。大金を手にするためには方法をいとわないハイリスクハイリターン指向です。方法は力ずくで、例えばガラスを壊すのではなく壁そのものを壊すほど凶暴で、通常の防犯設備では対抗できません。住人・隣人はもとより警備会社の警備員をも恐れず、制止しようと人が近づけば逆に撃退してしまいます。唯一恐れる警察官が到着するまでの時間に集中的に激しく犯罪を行います。ターゲットを裕福な層に絞りインターネットで金持ちを探したりもします。狙われたら最後、住宅を要塞化しない限り防ぐ手だてはありません。また、タイミングが悪ければ命の危険すらあります。しかし、この凶暴種は数は少なく、大半の窃盗犯は前者の職人タイプで「後者に狙われたら運が悪かった」というしかありません。(つづく)
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