1月のソニー銀行の金利発表
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銀行の中では、数少ない翌月の適用金利を今月に発表しているソニー銀行ですが、
今月も固定金利の引き上げが目立ちます。
まず変動金利が3ヶ月連続で1.281%に据え置かれました。住信SBIネット銀行が
0.975%という水準を掲げてから、変動金利は住信SBIネット銀行に流れているようです。
金利を引き下げて勝負するには、成約件数が多くなければならず、この辺りでソニー銀行は
苦戦しているように感じます。
なお、日本銀行が政策金利を0.1%から0.0%~0.1%の水準に引き下げましたが、
実際に変動金利の指標となる短期プライムレートが引き下げになっていないことから、
1月の変動金利はどの銀行も横ばいの見通しです。
また1月の固定金利は、株高や大手銀行の日本国債売りで長期金利が上昇したことから、
固定金利は全て引き上げになっています。期間20年超の最長期間の優遇後の金利は
前月比0.218%高い年2.820%です。前日の長期金利の終値も1.255%とまさしく
1.2%の攻防が続いています。
従って、1月の固定金利は銀行のプロパーローン(独自ローン)、機構のフラット、
共に上昇する見通しです。
今後の見通しですが、前日に発表された日本銀行の12月の企業短期経済観測調査(日銀短観)は、
7四半期(21ヶ月)ぶりに悪化しましたが、市場予想は上回るという非常に微妙な結果となりました。
景気は円高の影響を受けて悪化しているものの、予想よりも悪くはないということで、
しばらくは株価も長期金利も揉み合いの展開が続くものと考えられます。
そうなりますと2月の住宅ローン金利は1月から横ばいの可能性がもっとも高いと考えられます。
沼田 順 (CFP上級国際ライセンス)
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