12月のフラット35の気になる金利発表
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12月2日に住宅金融支援機構から12月のフラットの金利が発表されました。
フラット35の返済期間21年以上の最低金利は前月比0.25%上昇の2.40%となりました。
三井住友銀行も全期間固定は前月比0.18%上昇していますので妥当なところでしょうか。
(最多提供金利は前月比0.25%上昇の2.65%です)
11月は長期金利が1.1%前後で10月よりも高めに推移したため、
予想通りの上昇となりました。
今後の金利動向は、朝鮮半島でのリスクしだいとも言えますが、基本的には横ばいか
多少上昇で推移するものと考えています。
フラット35Sが利用できる物件であれば、当初10年間はさらに金利が1%引き下げされるため、
当初10年間の金利は最多提供金利で1.65%と変動金利とほとんど変わらない水準となりました。
なお、フラット35Sの金利優遇は2011年末まで延長される予定ですので、
安心してご利用いただければと思います。
補足:フラット35の金利は2.40%~3.35%まで金融機関により差が生じています。
これは何故なのでしょうか。当然ながら機構から金融機関が調達する金利はこれよりも低い金利です。
ここで手数料相当額を先に現金で取るのか、金利に上乗せするのかで約1%も差が生じています。
前者はモーゲージバンク等のフラット専門業者、後者は一般的な銀行が当てはまります。
また大手銀行等は自分達で資金調達できるため、フラットにあまり積極的でない金融機関もあります。
沼田 順 (CFP上級国際ライセンス)
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