ネット銀行が預金金利を下げない訳
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日銀のマイナス金利政策が発表されてから、メガバンクなどがすぐに普通預金を限りなくゼロにしたのとは対照的に、ネット銀行は今現在も普通預金や定期預金の引き下げは行っていません。
まず考えられるのが、メガバンクなどと比較して預金量が絶対的に少なく、コスト削減などで何とか対応できるということが考えられます。
次に、この機会に預金金利でアピールすることで、新規顧客を獲得したいという思惑も強いでしょう。今までもネット銀行はメガバンクなどと比較すると高金利でしたが、預金金利全体が一律に近く、なかなかその差をアピール出来ませんでした。
しかし、今はメガバンクなどと比較して預金金利をアピールしやすく、新規顧客を獲得するには絶好の機会と捉えているのではないでしょうか。
ただし、日本経済が好調とは言えない中、4月の日銀金融政策決定会合で追加緩和が見送られたことで、次回の6月にはマイナス金利幅拡大を含む、何らかの追加緩和が行われる見通しが強まっています。
今から少しでもお金を増やしたい人は、早めに定期預金などで対策されることをお勧めします。
沼田 順(1級FP技能士、宅地建物取引主任者、住宅ローンアドバイザー)
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