森本 直人
モリモト ナオトグループ
実際に投資信託がプラスの人の運用法とは?
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投資信託は、儲からない商品と巷ではよく言われます。
実際、投資信託は、価格変動のある商品ですから、
儲かる人もいれば、儲からない人もいます。
これは、冷静に考えれば、当然のことです。
では、投資信託で、実際にプラスの運用が出来ている
人は、どんな運用法を採っているのでしょうか。
実際に私が相談を受けている方の例でいえば、
世間が不安心理の中にいる時に、強気で買い増しをした人が、
結果として、現時点では、プラスの運用が出来ています。
具体的には、リーマン・ショックや
ギリシャ・ショックの最中に買い増しをした人です。
もちろん、この方が、将来もプラス運用を
続けられるのか、といえば、それは分かりません。
ただ、現時点で、評価額がマイナスの人に比べれば、
差があることに違いはありません。
日々ご相談を受けていると、
「何を買えば儲かるのか」という主旨のご質問を受けることが
よくあります。
私の答えは、「何を買っても結果を生むのは、ご本人次第」
ということになります。
これは、投資信託に限った話ではないと思います。
不動産投資でも、外貨投資でも、株式投資でも、
やり方次第で、結果が異なるのが、現実です。
その意味で、資産運用は、事業経営に近いのかもしれません。
だからこそ、投資アドバイザーに存在する意味があると考えています。
事業経営者が会計士などのブレーンを付けるのと同じことです。
一方、会社員や公務員として稼ぐ場合は、安定した職場を見つけて、
そこで働くことが、最も稼げる選択になります。
もちろん、どちらの収入が良い悪いの話ではありません。
ただ、人が生活していく上で、お金を稼ぐという行為は、
どうしても必要なことです。
国が低成長経済の時代に入り、安定した職場が減少する中で、
資産運用の考え方は、もっと取り上げられていいと私は思います。
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