「誰もが個人事業主になればいい」

１０年以上前から温めてきた私の持論です。

私自身も、約８年前に個人事業主の道を選びました。

個人事業主の良いところは、まず、自由に仕事が選べること、
そして、時間もお金もすべて自由に管理できることです。

一方、良くない点は、収入が不安定なことです。

ところで、最近は、会社勤めの若い人に、過重労働などから
メンタルな問題を抱えてしまうケースが増えているようです。

ブラック企業なんて、言葉も流行っています。

安定した収入を得るために、無理を無理をして、心身の健康を壊してしまう。

とても悲しいことだと思います。

本来、仕事は、楽しいことです。

そのことは、私自身が、体感しています。

信じてもらえないかもしれませんが、個人事業主になってから、
事務所に出るのが、苦痛と思った日が一日もありません。

収入は不安定でも、自由を得ています。

ただ、こういう話をすると、自分には独立なんて無理だ・・
とおっしゃる方がいます。

確かに、私自身も初めから上手くいっていたわけではありません。

個人事業主になってから１～２年目は、ほぼ無収入に近かったです。

でも、一番大事なことは、自分がどうなりたいかだと思います。

私はその考えであきらめずに続けた結果、不思議なことに
（本当に不思議なことに）必要なお金は、後からついてきました。

この体験からも、多くの人に、なりたい自分を実現してほしいと思っています。

やり方は、一通りではないはずです。

あとは、そもそも同じ職場で働いていても、正規雇用と非正規雇用で
極端に給料が違うのは、おかしなことです。

ある意味、これは現代版の身分制度です。

いっそのこと、正社員、契約社員、派遣社員、パート、アルバイトといった
区分けを取り払って、個人事業主で一本化すれば、公平で納得性が高くなります。

その場合、組織で仕事をする人は、各々が個人事業主として得意を生かし、
自由にプロジェクトチームを組んで、仕事をすればよいと思います。

また、個人事業主には、定年退職がありません。

個人事業主として、心身ともに健康で長く働き続けられれば、
万一、国の年金制度が破たんしたとしても怖くはありません。