向井 啓和(不動産業)- コラム「金利上昇のリスクを考慮して(固定金利か変動金利か・・・)」 - 専門家プロファイル

向井 啓和
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向井 啓和

ムカイ ヒロカズ
( 東京都 / 不動産業 )
みなとアセットマネジメント株式会社 
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金利上昇のリスクを考慮して(固定金利か変動金利か・・・)

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金融危機を生き抜く不動産投資 2011-02-08 12:03

住宅ローンで固定金利を選択するか変動金利を選択するか悩まれている方も多いと思いますが、そんな方に参考になる記事をご紹介します。



2月8日付けの日経新聞の一面で「長期金利日米欧で上昇」の記事です。



http://www.nikkei.com/access/article/g=9695999693819591E2E5E2E0E08DE2E5E2E0E0E2E3E39F9FEAE2E2E2;bu=BFBD9496EABAB5E6B39EB8B1A0B1A284A0B5A796E0E5A8859D84BF94AAEAA68898ABA6BDB9B59AA68BA4A79BF9858A9985A4BDFDA1E1ABEB91A4B7A881BB9395A48382EBB5E49DEA919C82AB9ABF8ABB88E7A89C9687A2F9B39C9E83B3BD859C838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3919A9886FDB7A4ABB59697EF



日米で9カ月ぶりの水準、ドイツで1年ぶりの水準まで金利が上昇してきているという内容です。



背景としては景気回復を織り込んでいる事と、更に「政策金利の低利誘導」や「量的緩和策」のおかげで株式市場の上昇
(日本はそれ程でありませんが海外は大幅に戻しています。)がありそれが原因で各国の国債が売られています。



また、全般的に政府の財政状態に対する懸念が上昇しているのも遠因ですし、新興国を中心としたインフレ圧力も原因となっています。(日本の場合はS&Pの国債格下げの影響もあります。)



例えばドイツは最も財政基盤のしっかりした国であるのですが、そのドイツですらユーロに加盟しているが故に財政規律の悪い国の支援をしなければならないと言う懸念があります。それに引張られて金利が上がっている部分もあります。



つまり、日本に限らず国の金利はその国だけの力で決まらないと言う事を意味しています。確かに日銀の誘導金利は低めで維持出来るかもしれませんが、銀行の貸出金利はそれだけで決定する訳ではありませんので注意が必要です。



金融機関からすると国債の金利が上昇してくると国債を買って運用する方が、住宅ローン等で融資をするよりも高い収益を生むので、そちらを選択する事になるでしょう。



そうなると住宅ローンは出づらくなり、金利も国債等の他の金融商品との「相対比較」で決定されて来る事になります。



これは住宅ローンのみならずアパートローン等の融資金利にも言える事です。



よって、住居を含めた不動産を購入するに辺り銀行からお金を借りる場合は額が大きければ大きいほど、固定金利比率を高目にしておく事が安全であります。




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