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生きていること自体が素晴らしい
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キャリアカウンセリング
就職活動(新卒)
2009-02-03 08:42
「自分には何もない」
「何もがんばってこなかった」
「長所なんてない」
という自分に自信のない学生が本当に多いと感じています。
よっていきなりエントリーシートや履歴書を書かせると
書けないので、私はライフチャートや自分史を書いてもらうようにしています。
初回面談の際にいろいろ話を聞かせてもらって、
その学生に合ったアセスメントや手法を用いて取り組んでもらいます。
この自分史に、毎回、私は泣かされます。
彼らの21年間の人生がめいっぱいつまっていて、
「生きていること」自体のすごさを感じるからです。
最初は文章もかけず、自分を肯定することもできなかった
学生たちが、一生懸命、自分自身と向かい合い、言葉を紡いで
作ってきた自分史は、本当に宝です。
彼らが社会に出てから、どんな苦難や困難、つらいことに出会っても
耐え抜いていけるだけの支えになるでしょう。
生きていて、目の前に現れてくれてありがとう。
と、一人一人に感謝したくなるほどパワフルで強さを感じる
生き方を見せてもらえます。
企業の人事の方には、ぜひそういう彼らの生き様を見てほしい。
特別なチャレンジや特別な活動(バイトやサークル)よりも、
もっともっと強い魂や価値を感じてもらえると思います。
自信を持って「あなたたちなら大丈夫」と社会に送り出してあげたい。
こういう生き方そのものや、自分を知った強さを感じてほしい。
何ができるとか、スキルとか、そういうものよりも、
どんな場でもどんなときでも、自分を見失わず、
行動できる強さがこれからの時代に必要ではないでしょうか?
彼らには言います。
内定が出なくとも、社会に出て会社が倒産しようとも、
リストラに合おうとも、それでも「自分らしく生きる」ことができる
強さと心を持ってほしいと。
生きていることは、本当にすごいことなんです。
就職活動や学校教育で本来学んでもらうべきことは、
そういうことなのではないか?と私なりの教育に対する思いや
考え方が少しずつ見えてきました。
子どもたちが生きることのすばらしさを感じ、
働き貢献することの喜びを味わってもらい、
自分の手で自分自身を幸せにする充実感を知ってもらい、
1歩踏み出し、歩いていける強さを身につけてほしいと思います。
私はそのサポートをし続けたい。
そんな風に、学生たちから感じさせてもらい、
夢をもらった気がします。
本当に、彼らに感謝しています。ありがとう、みんな♪
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