先日歯科雑誌を整理していたところ、興味深いニュースが出てきたのでお伝えしようと思います。

他人のたばこの煙（副流煙）を吸っている子どもは、虫歯になるリスクが高いことが、アメリカの専門家の研究で明らかになった。
副流煙を吸う環境にある子どもは、たばこに含まれるニコチンによって乳歯が虫歯になる危険性はほぼ倍増するという。
研究チームが、４―１１歳の子ども３５００人を対象に調査を行ったところ、副流煙を遮断すると、約４分の１の子どもの乳歯に虫歯の発生が見られなかったことが確認された。

タバコの煙は本人が吸い込む『主流煙』と、他人が吸い込む『副流煙』があります。
最近のニュースでも散々言われていることですが、『副流煙の方が主流煙よりもはるかに有害！！』なんです。

時々『自分の健康を損なうだけ。他人に迷惑かけないから勝手だろ！』という方がいますが、トンデモナイ！！むしろ『他人に迷惑をかける！』のが『タバコ』なんです。

親のタバコによって、子供が虫歯になる確率が倍増（正確には１．９倍と言われています）するわけですが、これは

「歯を毎日磨かない子供」は「毎日磨く子供」よりも１．６倍虫歯になりやすい

よりも高いんです！！それは大変なことですよ！！


『歯を毎日きちんと磨いてあげてくださいね〜』なんて説明するだけでなく、『お父さん、お母さんも子供の歯のために禁煙してくださいね〜』なんて説明する必要がありそうですね、これからは。

『百害あって一利なし』のタバコ、今吸われている方は愛する人のために止められてみては？

千葉県松戸市 歯科 むつみデンタルクリニック

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