歯みがきの裏技!
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こんにちは。
歯みがきについてのコラムをいくつか書いていこうと思います。
今回は2回目、毎日の面倒な歯みがきが少しでも楽になる方法です。
当歯科医院では子供も大人もブラッシング指導を行います。
いくら歯科医院で適切な治療、予防処置を行ったとしても自宅で行う「毎日の歯磨き」が
きちんとできなければ自分の歯をいつまでも残していくことはできませんからね。
虫歯菌・歯周病菌の塊であるプラーク(歯垢)をきちんと取り除くことが大切です。
そのプラーク、普通の歯ブラシだけではどんなに上手にブラッシングをしても
60~80%
程度しか磨くことができません。
あとの20~40%は「毎日常に磨けていない」=「歯磨きをしていない」状態となってしまうため、
歯間ブラシやフロス、タフトブラシなどの補助器具を使い分けなければいけません。
ただ、毎日毎日「普通の歯ブラシで長時間歯を磨く→補助器具を使って仕上げをする」のは
大変なものです。専門家である私でもついついサボってしまいます(笑)
そうならないためのいい方法が
スウェーデン式ブラッシング
です。
予防先進国であるスウェーデンでは、日本で一般的に行われている歯磨きとはちょっと違った
磨き方をしています。
スウェーデンでは
まずタフトブラシを使って磨いていく
という方法をとっています。
通常の歯ブラシよりも小さく、先が尖っている部分磨き用のブラシを「タフトブラシ」といいます。
最初にこのブラシで2分ほど、歯の際の磨きにくい部分を磨いていきます。
歯の表面のプラークは虫歯や歯周病の大きな原因とはなりにくいですし、普段の生活でも自然に
落ちていくものです。
まずは常に磨き残すところをしっかりと落とす、これが最も重要です。
これで数分磨いたあとは、普通の歯ブラシで適当にゴシゴシ♪
磨きやすいところは適当にやっても落ちますので安心です。
テレビを観ながら、携帯をいじりながらでもいいのでまずは歯磨き粉をつけずにタフトブラシで
磨いてみてください。その後は洗面所で歯磨き粉をつけた歯ブラシでちょっと磨けばいいですね。
それすら面倒!という方には現在こういった歯ブラシも売ってますので
タフトブラシと通常のブラシが合体した「ネオタフト」です。グッドデザイン賞も受賞しています。
虫歯や歯周病という「敵」と戦うには、敵の住処をきちんと理解しておくことが必要です。
毎日なんとなく磨くのではなく、「すべて蹴散らしてやるぜ~!!」みたいな気持ちでプラークの
たまっているところを落としてくださいね。
定期的に歯科医院に行って自分の苦手なところを理解することも大切です。
千葉県松戸市 むつみデンタルクリニック
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