杉本 まき
スギモト マキ自分を幸せにしてくれるのは誰?
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前回は自分の責任を認めるということについて書きましたが、
その関連で私の尊敬する方のお話を少しさせて頂こうと思います。
その方は、ヴィクトール・フランクルさん
第二次世界大戦の時、ナチスの収容所で筆舌に尽くせない体験をされ、
収容所を出てからロゴセラピーという一つの療法を世界に広げたオーストリアの精神科医です。
尊敬すると言いながら、私はこの方の著書とか読んだことないんですけど(笑)
彼の残した言葉で、一番心に残るのは、次の言葉です。
『どのような状況になろうとも、
人間にはひとつだけ自由が残されている。
それは、どう行動するかだ。』
これを私が言ってもぜんぜん説得力ないのですが、
彼のようにあり得ないような日常に接し、それを乗り越えた人の言葉だと、
ものすごい説得力があります。
でも、これ、本当だと思うのです。
たとえ相手が悪意をもって自分に何かをしたとしても、
それをどう解釈してどう行動するかは自分の自由なんですよね。
そう言うと、じゃぁ相手が自分を殺そうとしたら殺されろってことですかとか、
何をされても黙って耐えろってことですかとか極論を持ち出す人がいます。
そういうことではないですよね。
通常の人間関係の中でおこる日常の小さないさかいだったら、
こう考えることでほとんどをなくすことができるでしょう。
人の幸せは、環境が与える影響が10%、その他の90%は
その状況を脳がどう処理するかで決まるそうです。
ということは、考え方、とらえ方しだいということですよね。
自分を幸せにするのも自分
自分を不幸にするのも他ならぬ自分
自分の人生に責任を持つって、もしかしてこんなことも関係するのかもですね。
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