田尻 健二
タジリ ケンジ憎しみの連鎖を断ち切る「公共外交」の可能性
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少し前のNHKBS1「ワールドWaveトゥナイト」で、先日退任されたシン・ガクス駐日韓国大使のインタビューを放送していました。
その中でシン氏は「これからは市民と市民が対話する公共外交の時代」と、政府間ではなく互いの市民同士の交流の必要性を強調されていました。
私見ですが、このシン氏の切なる願いを、両国の政府が相手国の政府を非難し続けることで、互いの市民に対してまでも激しい憎悪を掻き立ててしまっているように思えます。
もっとも精神分析的な観点からは、そのような政府の情報を鵜呑みにしてしまう側にも問題があると考えられます。
なぜなら私たちには、専門家の意見も含めて他者から得られた情報を参考にし、自ら判断する主体的な能力を有しているはずであり、それを判断することなく鵜呑みにするということは主体性を疎かにしてしまっているとも考えられるためです。
ですから双方の国民が、今よりもっと主体性を発揮して自ら考え判断する力を育んでいけば、両国の関係は今とはずいぶん変わって行く可能性があるのではないかと思いました。
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