田尻 健二(心理カウンセラー)- コラム「震災前の状態に戻すことだけが復興とは限らないように思えました~写真展「変貌-3.11 釜石」を見て」 - 専門家プロファイル

田尻 健二
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田尻 健二

タジリ ケンジ
( 東京都 / 心理カウンセラー )
心理カウンセラー・産業カウンセラー・夢分析家 
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震災前の状態に戻すことだけが復興とは限らないように思えました~写真展「変貌-3.11 釜石」を見て

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社会問題 2013-03-10 14:03

昨日見てきた銀座ニコンサロンの佐々木貴範 写真展「変貌-3.11 釜石」で感じたことを書かせていただきます。

写真展「変貌-3.11 釜石」を見て感じたこと

この写真展では撮影者の佐々木さんの故郷でもある岩手県の釜石市を「震災前=モノクロ」「震災後=カラー」という形で対比して見せていました。

震災前は賑わっていた街が、震災後は跡形もなく消え去っている様子は震災の壮絶さを物語っており言葉を失いました…
しかしこの打ちのめされた感覚とは明らかに異なる感覚を同時に私は感じていました。

それはカラー写真だけをただ単に見る、つまり「震災後の釜石」という情報を抜きに、純粋に風景として見ると、このような表現は不謹慎でしょうが「のどかな光景」に見えてしまう写真が何枚もあったということでした。

もしかしたら佐々木さんがマスメディアで報じられるような瓦礫の山などを、あまり写していらっしゃらない為なのかもしれませんが、私にはそのように感じられて仕方がありませんでした。

「復興」が意味するものとは?

今も釜石市をはじめとした被災地では復興作業が進められています。
この「復興」の意味を辞書で調べてみますと「元の勢いや状態に戻すこと」とあります。
おそらく被災地の方の望みも、この意味合いの復興だと思います。

ですがこの悲惨な出来事を契機として、もっと別の、例えば震災前よりも「自然環境を生かした」街づくりも可能なのではないか?
もちろん現地の方の希望が最優先されるべきでしょうが、カラー写真だけを純粋に風景として見たときに、そのように思えたことを付け加えさせていただきます。

よろしければ皆さんも、ぜひご自身の目で心で、何かを感じ取ってみてください。
写真展「変貌-3.11 釜石」のご案内はこちらです↓
3/12(火)15時までです。本日、日曜日もご覧いただけます!

http://www.nikon-image.com/activity/salon/exhibition/2013/03_ginza.htm#01

※写真展を見て私が感じたことを率直に書かせていただきました。不快に思われましたら深くお詫び致します。

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