加藤 幸彦(建築家)- コラム「シナ合板のクリア塗装のコツ(オスモカラー)」 - 専門家プロファイル

加藤 幸彦
テーマは「環境的居住空間」「小さな家」「リノベーション」。

加藤 幸彦

カトウ ユキヒコ
( 東京都 / 建築家 )
一級建築士事務所エス 代表
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シナ合板のクリア塗装のコツ(オスモカラー)

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デザイン・設計の事例 2012-03-14 11:00

加藤幸彦(エス)です。


インテリアの壁や天井で、僕がよく使うのが「シナ合板/オスモカラー塗装仕上」。

自然塗料のオスモカラーは、仕上がりがやわらかくて、耐久性があり、いやな匂いもなく何より安全な製品です。エスの現場では重用しています。


シナ合板のやさしい木目を引き出すときは、やはり「クリア(透明」を採用することが多いです。

ただし、クリア塗装には、気をつけるべきことがあります。

それは「木の焼け」。


とくに日当りのいい部屋などでは、シナ合板特有の「淡い白木の色」は、紫外線劣化により数年で焼けた色に変わってしまいます。


そこで、エスでは、

できるだけ長い期間「淡い白木の色」をキープするために、ちょっとワザを使っています。


ワザとは言っても、そんなにスゴいことじゃありません。

クリア塗料の中に、ほんの少しだけ「白」を混ぜて塗るだけです。


ほんの少し、というのがポイント。

シナの素地がほんの少し染まるくらいの「ちょっぴり白」を入れるだけで、経年変化の焼け色をかなり防ぐことができます。

ただクリアを塗っただけのときよりも、塗り上がりも上品。


上の写真が、その例です。

作品「光と風の家/La maison du courant d’air」の読書スペース。

天井が「シナ合板。オスモカラー(クリア)仕上」です。

 →この作品ページは、http://open-g.net/press/archives/1055


**


現場では、いつもの信頼する塗装職人さんがいらっしゃいます。

下の写真が彼の仕事風景。

これはオスモカラーじゃないですが、僕の難しい注文に試行錯誤してくれているところです。


で、シナ合板のオスモカラー(クリア)仕上のときは、いつも、

「オスモクリア、ちょい白ね!了解!」です。



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エスのWEBSITE(official)

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