加藤 幸彦(建築家)- コラム「北側道路のメリット(土地選びのコツ)」 - 専門家プロファイル

加藤 幸彦
テーマは「環境的居住空間」「小さな家」「リノベーション」。

加藤 幸彦

カトウ ユキヒコ
( 東京都 / 建築家 )
一級建築士事務所エス 代表
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北側道路のメリット(土地選びのコツ)

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デザイン・設計の事例 2012-03-09 11:00

加藤幸彦(エス)です。


道路が南側にあるか、北側にあるか。

どちらのほうが家づくりに相応しいでしょうか。

いろんな見方があって一概に言えないのですが、

「北側道路」のメリットをひとつご紹介。


建築物の制限のひとつに「北側斜線」というものがあります。

さらにおもに都市の住居系地域では、さらに厳しい「高度斜線」というものがあります。


これらは、北側の境界線から制限がかかります。

ただし、北側に道路がある場合は、その道路の分だけ制限を緩和することができます。


上の画像は、その考え方を示します。

北側に、お隣さんの土地が直接面している場合よりも、北側に道路があるほうが断然有利です。

道路は最低4mありますから、一番厳しい「第1種高度斜線」の場合でも少なくても2.4m分の高さの違いができてきます。

2.4mといえば、部屋の天井の高さくらいです。

つまり、北側に道路がある場合は、ほぼ1階分の高さがプラスできる可能性があります。

(別途、道路斜線の検討が必要ですが、テクニックあり。これも書くべきことが色々ありますね。)


下の写真は、北側に道路がある例。

厳しい高度斜線が定められたエリアですが、十分な高さで建設することができました。


とくに、土地面積に限りがある都市部の場合では、斜線制限には苦労させられます。

南側の日当りを優先するか、建物の高さ(大きさ)を優先するか。

どんな家にするのか..というコンセプトが問われます。


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