北側道路のメリット(土地選びのコツ)
-
加藤幸彦(エス)です。
道路が南側にあるか、北側にあるか。
どちらのほうが家づくりに相応しいでしょうか。
いろんな見方があって一概に言えないのですが、
「北側道路」のメリットをひとつご紹介。
建築物の制限のひとつに「北側斜線」というものがあります。
さらにおもに都市の住居系地域では、さらに厳しい「高度斜線」というものがあります。
これらは、北側の境界線から制限がかかります。
ただし、北側に道路がある場合は、その道路の分だけ制限を緩和することができます。
上の画像は、その考え方を示します。
北側に、お隣さんの土地が直接面している場合よりも、北側に道路があるほうが断然有利です。
道路は最低4mありますから、一番厳しい「第1種高度斜線」の場合でも少なくても2.4m分の高さの違いができてきます。
2.4mといえば、部屋の天井の高さくらいです。
つまり、北側に道路がある場合は、ほぼ1階分の高さがプラスできる可能性があります。
(別途、道路斜線の検討が必要ですが、テクニックあり。これも書くべきことが色々ありますね。)
下の写真は、北側に道路がある例。
厳しい高度斜線が定められたエリアですが、十分な高さで建設することができました。
とくに、土地面積に限りがある都市部の場合では、斜線制限には苦労させられます。
南側の日当りを優先するか、建物の高さ(大きさ)を優先するか。
どんな家にするのか..というコンセプトが問われます。
************************
エスのWEBSITE(official)
「デザイン・設計の事例」のコラム
「間取り集・プラン集」・スマホ対応にしました!(2019/07/31 18:07)
デュアルリビングルーム〜2つのリビングをつくる(2019/07/10 17:07)
神奈川県茅ヶ崎市「海のいえ、風の工房」(近作紹介)(2018/05/06 08:05)
杉並の2世帯住宅(近作紹介)(2018/05/06 08:05)
「クウソウノイエ」作品ページをアップしました。(2015/05/14 05:05)
このコラムに関連するサービス
住宅ボリュームチェック!!家づくりを「間取り」からスタート!
【東京エリア・家づくり体験】どんな間取りをつくるのか?そこから始めましょう!
- 料金
- 10,000円
今年こそ始める「家づくり」。
このサービスでは、「間取り」をスタートポイントとした家づくりを建築家・加藤幸彦(エス)が支援します。
現在の生活のご様子、メンバー構成、将来の計画などを個別に診断したうえで「間取りスケッチ」を短時間で作成し、ご家族に必要な建物の「ボリューム=容量」をチェックします。