辻畑 憲男
ツジハタ ノリオグループ
魅力復活 ~個人向け国債~
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国債とは国が借金をする時に発行する債券です。よって国債を購入するとは国にお金を貸すということになります。この商品は、満期になれば全額が戻ってきます。また、半年に1回利息が支払われます。国が倒産しなければ安全な商品です。日本国債は、国内からの借入れが90%ぐらいですので、今のところ安全な商品だと思われています。その証拠に世界が不安定な時には日本国債が買われ、円高になります。
その個人向けの商品が個人向け国債といわれています。種類は変動金利10年、固定金利5年、固定金利3年があります。今回注目したいのが変動金利10年です。7月発行分より利率の設定の仕方がかわり利率が上昇(7月発行分は金利0.77%)しました。今のように金利の低い時代に長期で金利を固定するとインフレリスクを抱えることになります。その点この商品は変動金利で半年ごと金利が変わります。よって、今後金利が上昇していく可能があるのです。その上金利の下限があります。普通預金やその他低金利の商品しか運用していない方は、この個人向け国債の変動金利タイプを検討してみるといいでしょう。
<変動金利型10年満期の国債>
金利タイプ:変動金利
満期 :10年
金利水準 :基準金利×0.66%
(基準金利は、10年固定利付国債の入札が基準になります。)
金利の下限:0.05%
利子受取り:半年ごとに年2回
購入単位 :1万円から1万円単位
販売価格 :額面100円に対して100円
中途換金 :発行後1年経過すればいつでも中途換金可能
ただし、直近2回分の利子が差し引かれます。
募集時期 :3月、6月、9月、12月
募集期間 :約1ヶ月
購入場所 :証券会社、銀行など