辻畑 憲男(ファイナンシャルプランナー)- コラム「インフレリスクと不動産投資」 - 専門家プロファイル

辻畑 憲男
住宅と保険。自らの経験を活かしたライフプランをご提案します

辻畑 憲男

ツジハタ ノリオ
( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
株式会社FPソリューション 
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インフレリスクと不動産投資

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2022-03-27 16:07

 ロシアのウクライナ侵攻に伴う世界情勢の変化、世界中のお金の流れは、今後どうなっていくのでしょうか。また、世界中で物価が上昇傾向です。特に日本は低金利で物価が上昇しており、預金だけで貯めている方は実質、預金が減っている状態になっています。そんな中、我々は今後どのようにお金を貯めていけばいいのでしょうか。答えはおそらく分散投資なのではないでしょうか。今回のロシアのウクライナ侵攻などの地政学的リスク、物価上昇によるインフレリスク(貨幣価値の下落リスク)、為替リスクなどお金を貯める上で様々なリスクがあります。そのリスクを低減するために分散投資が必要になってきます。皆さんが今感じている物価上昇(インフレ)。物価上昇(インフレ)により同じ価格では商品を購入できなくなるため、手元のお金を減らさないようにするには物価上昇率以上の利回りを目指さないとなりません。それに対応する投資の一つとして不動産投資があります。インフレは、通常景気が良くなり、供給よりも需要が多くなるために起こります。景気が良くなるということは不動産が上昇するのでインフレリスクをヘッジできるのです。

≪はじめての不動産投資≫

不動産投資、興味があるが全然もうからないという話もよく聞くので踏み込めない方が多いのではないでしょうか。その不安を少しでも軽減するために、まずは投資計画が肝心です。どのくらいの利回りでいくらぐらい毎年家賃が入ればいいのかを考えましょう。利回りが高くなればなるほど建築等のリスクが高まります。そのリスクの見極めも大切になってきます。

投資計画と物件探し

自己資金はどのくらい出せるのか。借り入れはどのくらいまで大丈夫そうなのか。インターネットから物件の情報を閲覧し、物件価格や利回りを参考にして検討しましょう。また、マンションの一室、戸建て一棟、アパート・マンション一棟などどれがいいのか。購入場所はどの辺りがいいのかも検討です。次に家賃収入に対して、借入金の支払い、固定資産税、管理費、修繕積立金、修繕費、火災保険料などを引いた実際の利回りを想定しましょう。ある程度目安ができたら、実際に物件探しのスタートです。

≪不動産投資のチェックポイント≫

1)不動会社選び

信用できる不動産会社(担当者)選びが重要になってきます。物件情報をきちんと把握している担当者かどうか。いい事ばかり言っていないか。営業がうまい人、調子がいい人には要注意です。

2)物件選び

空室になってもすぐに入居希望者が出てくる場所(エリア)かどうか。

建物は大丈夫か。購入後に修繕費が多額にかかったりしないだろうか。

3)空室の期間はどのくらいまでならば耐えられるか。

4)定期的な修繕ができるだけの資金準備が可能か。

5)実質利回りはどのくらいになるのか。

6)投資計画において将来売却するのかどうか。それにより購入場所が変わってきます。

 

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