辻畑 憲男(ファイナンシャルプランナー)- コラム「住宅購入とライフプラン」 - 専門家プロファイル

辻畑 憲男
住宅と保険。自らの経験を活かしたライフプランをご提案します

辻畑 憲男

ツジハタ ノリオ
( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
株式会社FPソリューション 
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住宅購入とライフプラン

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2021-08-27 17:46

   住宅購入のご相談に来られる方の多くは「いくらぐらいまでの物件ならば購入できるのだろうか」「どのくらいまで住宅ローンを組んでも大丈夫なのだろうか」とご相談に来られます。今の収入、今の家計の収支からどのくらいの物件を購入したらいいのか、どのくらいのローンまでは支払うことができるのかを判断するのはそんなに難しいことではありません。ただ、それでいいのでしょうか。今後、お子様は増えませんか。お子様の習い事にお金をどのくらいかけたいですか。ご自身の趣味などにお金をどのくらいかけたいですか。老後はどこで、どのように暮らしたいですか。もうお気づきかと思いますが、将来の予定により同じ年収でも購入できる価格が変わってきます。ローンの審査が通れば大丈夫ということではありません。また、老後、どこで暮らすかにより購入した住宅を売却するかどうかが出てくるので資金計画、住宅ローンの種類選びが変わってきます。よって、住宅購入においてはライフプランが非常に重要になってきます。まずはライフプランを考えましょう。将来のやりたいことをいろいろ書きだしてください。特に老後どこでどのように暮らしたいのかを考えましょう。住宅購入後、お子様が大きくなり家を出て行った後は、その家で暮らしますか。それともどこか違う場所に引っ越しますか。仕事を辞めた後、一日何をして暮らしたいですか。今は忙しくて考える暇がないという方やまったく考えていなかった方はすぐに考えてみてください。老後までの時間があればあるほど可能性が広がります。時間を味方につけてください。やりたいことや目標が決まったら、住宅を購入する場所の条件は自ずと決まってきます。将来売却して違うところに住みたい方は、売却しやすい物件探しになってきます。将来売却しないのであれば、将来にわたってご自身が住みやすいと思うところを探すことになります。将来の予定が想定でき今後の支出などが想定できれば、どのくらいの住宅価格であれば問題ないのかが明確になってきます。また、住宅ローンの種類選びも基準ができるので変動金利がいいのか、全期間固定金利がいいのか、固定金利の固定期間は何年がいいのかなど考えやすくなります。例えば、20年後に売却し別の場所で暮らすことを考えているのであれば、今のような低金利の時代には固定金利で金利の固定期間が20年の住宅ローン、ずっと住み続けるのであればフラット35などの固定期間が長期の住宅ローン、または10年後は子供が大きくなり、夫婦2人で働けるのでそれまでは金利の低い変動金利や金利の固定期間10年の固定金利などを選ぶなど返済計画とライフプランを突き合わせて検討します。

ライフプランは重要です。夢のマイホームが住宅ローン地獄にならないようにライフプランをよく考えて住宅購入をしましょう。

 

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