辻畑 憲男
ツジハタ ノリオグループ
どうする人生100年時代? ~「リバース60」~
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人生100年時代、65歳で2000万円貯めないとならないという報告が話題になり、新聞、テレビ、ネットなどでいろいろな情報を目にしてきたのではないでしょうか。どの情報を見ても解決策として働き続ける、または運用するしかないような書き方でした。豊かで楽しく生活するには本当にお金が必要で大変ですね。公的年金だけではカバーできない状況で、みなさんはどのようにしようと考えているのでしょうか。
今回は老後のお金を準備する一つの方法として住宅金融支援機構の「リバース60」をご紹介いたします。例えば、「老後に家はあるけど生活が苦しい」「住宅ローンの支払いが厳しい」「車の運転をやめたので便利なところに住み替えたい」「自宅をバリアフリーにリフォームしたいけど手元のお金が減るのが心配」「空き家を賃貸用にリフォームしたい」「子どもの住宅購入を支援したい」などいろいろな心配や望みに対応できる可能性があります。「リバース60」は毎月の支払いは利息のみで、元金は亡くなったときに相続人から一括で返済するか、担保物件の売却により返済します。よって、元金を支払わなくてもいいため、支出が抑えられます。「リバース60」はノンリコース型とリコース型があります。ノンリコース型は相続人が残った債務を返済する必要はありません。リコース型は残った債務を返済する必要があります。金融機関により若干違いがあります。融資限度額は担保評価の50%~60%までです。使途自由なリバースモーゲージは1年に1回担保評価の見直しがあり、担保評価が借入額より下回ると繰り上げ返済をしないとならなくなりますが、「リバース60」は担保評価の見直しがありませんので、繰り上げ返済をしないとならないというリスクはありません。ただ、生活資金には利用できません。対象物件はマンションと戸建てであり、使途自由なリバースモーゲージよりも条件が緩くなっています。詳細は下記のHPをご参照ください。
≪住宅金融支援機構HP≫
https://www.jhf.go.jp/loan/yushi/info/yushihoken_revmo/index.html
「リバース60」
≪利用条件≫
・借入申込日現在で満60歳以上の方。
・年収に占める毎月の支払額の割合
年収400万円未満:30%以下
年収400万円い所:35%以下
≪資金の使い道≫
・住宅の建設や購入資金
・住宅のリフォーム資金
・サービス付き高齢者住宅の入居一時金
の資金
・住宅ローンの借り換え資金 など