辻畑 憲男
ツジハタ ノリオグループ
三大疾病保険、加入前に要チェック!
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三大疾病保険とは、日本人の死因上位の病気を集めた保険です。この保険はがん、心疾患、脳血管疾患のときに給付が出るという保険です。医療保険に特約で付けたり、死亡保険とセットになっているタイプがあります。ただ、三大疾病保険ですが、同じ名前でもかなり保障内容が違っていますので、保険料だけを見ずに保障内容を比較し検討しなくてはなりません。ポイントとしては、下記の通りになります。
1、病気(給付)の範囲のチェック
・上皮内がんでも支払われるかどうか。
・給付対象が心疾患なのか、急性心筋梗塞なのか。
・脳血管疾患なのか。脳卒中なのか。
※心疾患とは、心臓の疾患の総称です。急性心筋梗塞は心臓の血管が突然つまる病気です。
※脳血管疾患とは脳の血管の異常が起きる病気の総称です。脳卒中はその中の一つの病気になります。
2、支払われる条件のチェック
1)入院したら給付が受け取れる会社
2)下記の条件でないと給付が受け取れない会社
・ 初めてがんと診断されたとき
・ 保障開始以後に、急性心筋梗塞を発病し、初めて医師の診療を受けた日からその日を含めて60日以上、労働の制限を必要とする状態が継続したと、医師によって診断されたとき
・ 保障開始以後に脳卒中を発病し、初めて医師の診断を受けた日からその日を含む60日以上、言語障害、運動失調、麻痺などの他覚的な神経学的後遺症が継続したと、医師によって診断されたとき。
日本人の死因について ~厚生労働省の平成24年人口動態調査より~
1958年~2010年まで死因の上位3つが悪性新生物、心疾患、脳血管疾患でした。
2011年、2012年は、悪性新生物、心疾患、肺炎が死因の上位3つで4番目に脳血管疾患となっています。