小川 亜紀子
しつけインストラクター
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しつけについて
拾い食いをした際に噛みついてくるのは柴君が問題犬だからなのではなく、対処の仕方に問題があるからです。
なので、適切な対処をすれば噛みつかれず拾い食いを止めることは十分可能です。
今回のケースに関して、ここだけでは詳しい説明ができないので簡単にアドバイスさせていただきます。
まず何より大事なことは、散歩中拾い食いをさせないように気をつけて歩くことです。
拾い食いだけでなく、犬の問題行動を修正させる上で重要なことは「未然に防ぐこと」です。
犬がいけない行動をしてしまった後に叱るよりも、しないように環境を整えて''しないことを褒める''ことが大切です。
1484naokiさんの柴君の場合は拾い食いをしないように、歩いている際はこまめに声をかけるなどして、柴君の顔をあげて歩く習慣をつけてください。
そして口にいれそうな物が道に落ちていたら、避けるなどしてください。
「拾い食いをしてしまった」ではなく、「拾い食いをさせてしまった」と考えてください。
もし防ぎきれず何かを口に入れてしまったら、無理に取り出そうとせず大好きなおやつと交換してください。
“悪いことをしたのにおやつをあげたら、良いことだと勘違いしてしまうのでは?”と思われるかもしれませんが、噛まれるよりは断然良いのでおやつと交換してください。
ただしこれはあくまでも事後の対処なので、その後は二度と拾い食いをさせないつもりで気をつけてお散歩してください。
そして、落ちているものなどに興味を持たないことを褒めて、拾い食いをしないように教えていきます。
ご自身でトライしてもうまくいかない場合は、しつけ教室などに参加して具体的な対処法をアドバイスしてもらってください。
最後に、柴犬の噛みつきに関しては怒って改善させようとすると悪化することが多いので、きつく怒るしつけ方は避けてください。
まだまだ1歳6ヶ月ですので、良い行動を褒めるようにこころがけてより良い関係を築いてください。
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この回答の相談
悩んでおります。1歳6ヶ月のオスの柴犬です。散歩で拾い食いしてそれを止めさそうとして手を出すと噛まれます。これって本能でどうしようもないのかしつけで直すことができるかお聞きしたいです。
1484naokiさん (愛知県/52歳/男性)
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