定量部分の「格付け」項目(8) - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

澤田経営研究所 澤田和明
澤田経営研究所 代表
群馬県
経営コンサルタント

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寺崎 芳紀
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閲覧数順 2024年04月26日更新

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定量部分の「格付け」項目(8)

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資金調達 定量部分の「格付け」項目(8)
(2)インタレスト・カバレッジ・レシオ((営業利益+受取利息配当金)/支払利息割引料)
  定義…営業利益と財務収益である受取利息配当金の合計額でどの程度支払利息割引料をカバー
     できるかを見る指標。インタレスト・カバレッジ・レシオは、高ければ高いほど望ましく、金利支払
     い余力があるとされている。
  格付けが「正常先」であるとみなされる値
     これについては、1項目だけで「正常先」かどうかという格付け基準にはならないが、10倍以
     上が望ましい。
  分析のポイント
     通常は金利以上の利益率を上げられるからこそ会社が成り立つわけなので、この比率は1倍以
     上となる。1倍未満では支払能力が足りないと言うことであり、最低でも3倍はほしいところ。

(3)経常収支比率(経常収入/経常支出)
   定義…経常収支とは、利益ベースではなく、お金の流れ「フロー」から、会社の資金繰りの状況や
       支払能力を見る指標。
   格付けが「正常先」であるとみなされる値
       これについては、1項目だけで「正常先」かどうかという格付け基準にはならないが、100%
       以上は必ずほしいところ。
  分析のポイント
       この比率が100%を下回るということは、キャッシュインよりキャッシュアウトが大きいことを
       意味する。倒産企業を分析してみると、流動比率が100%超であっても、経常収支比率が
       倒産の数年前から100%未満であることが多い。

                              <次のコラムへ続く>