- 松山 陽子
- 株式会社 生活設計FPワーク 代表取締役
- 大阪府
- ファイナンシャルプランナー
こども保険についての相談を受けました。
2年前、こどもが1歳の時に入ったこども保険。18歳になれば満期保険金が約180万円。それ以外に12歳と15歳になったときに、それぞれ18万円が支給され、合計216万円です。
一方で保険料の総額は約260万円。
もちろん、万一保護者が死亡したら以後の保険が免除となるものの、親の年齢も若く、亡くなる確率も高くありません。
親が亡くならないなら、普通に預金している方がいいということになります。
なぜこの保険に入ったかと尋ねると、「こどもが生まれたらこども保険」という思い込みや周囲の勧めがあったからとのことですが、このようにかなり不利な内容になっています。
親に万一のことがあった場合の学資の確保は、他の保険でもできます。思い込みで入らず、本当に有利な保険を見極めてくださいね。
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