定量部分の「格付け」項目(5) - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

澤田経営研究所 澤田和明
澤田経営研究所 代表
群馬県
経営コンサルタント

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閲覧数順 2024年06月20日更新

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定量部分の「格付け」項目(5)

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  1. 法人・ビジネス
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資金調達 定量部分の「格付け」項目(5)
2.収益性の項目
(1)売上高経常利益率(経常利益/売上高)
   定義…営業活動で稼いだ営業利益に支払利息や手形割引料などの金融負担、為替差損益、雑損
       益などの営業外損益を考慮した利益が経常利益だから、この指標は1年間の事業活動
       を総括する指標といえる。(事業活動の結果を見る指標)
   格付けが「正常先」であるとみなされる値
       これについては、1項目だけで「正常先」かどうかという格付け基準にはならない
       が、7%以上なら申し分ない。
   分析のポイント
       借入依存型の中小企業や貿易比率が高い会社は、営業外損益に注目しなければならな
       い。支払利息割引料や為替差損で経営が圧迫されることが多いからである。
       営業外費用が営業利益を食ってしまうタイプの企業は、経営の体質強化と戦略の立て
       直しが肝要である。重装備型で固定費が過大な場合は、設備稼働率と生産性向上にメ
       スを入れる。余剰人員を抱えている場合は、営業など直接部門の拡大や多角化を進め
       る。また、当面は減量経営を断行し、人件費その他の管理費を圧縮し、欠損計上を回
       避する体制づくりが不可欠。そして、長期計画による企業体質の改革を進める必要が
       ある。

                           <次コラムへ続く>