- 塚本 有紀
- フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
- 大阪府
- 料理講師
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
滋賀・伊吹のベルソーへ
滋賀県米原市春照1127
伊吹の野山にある紅葉や秋の実、あまり見かけない草花も、マダムの手によってたくさん活けられています。
いつ行ってもそうなのですが、その美しさにははっとさせられたり、心和ませていただいたり。心豊かな時間が過ごせるのです。
とろんと甘い帆立とアワビと、肝のソース
サラダに入っていたカリフラワーの甘いこと! なんと甘いのかと思ったら、たぶんステヴィアの甘い葉っぱが添えられていたよう。びっくりしました。
(ステヴィアは上の写真の中に活けられています。コスモスの右隣の、小さい白い花のついた草花です。伊吹の薬草園でわけてもらったのだそうです)
シャンパンで乾杯のあとは、白のシノンです。
なんておいしいのでしょう。
こんなにもシノンがおいしいと思ったのは初めて。ロワールのムルソーと呼ばれているのだそうですが、ものすごく納得です。心地よい酸、濃厚で深みのある味と芳香があり、夢見心地でした。
鯛と白子のポワレ
スペシャルなパンにボルディエのバターとは、もう言うことがありません。
ジュヴレイ・シャンベルタン
甘く香り高く、とろけるような牛肉。火加減も絶妙!
私はいつものごとく、一番に食べ終えてしまいます(おいしいときは、食べるがとても早くなるのです)。はっと気づいたときには、時すでに遅し・・。マナーという点で他の方々との速度はある程度合わせるべきですし、よく噛んだほうがいいのは確かですから。
こちらは赤のシノン! 若々しい香り
りんごのミルフィーユ
上がりたいように自由に上がったフィユタージュのおいしさを再発見です。りんごととてもよく合います。
今日はじつは私にとってはスペシャルな方々との会食でした。
それが、細々ながらもまっすぐ前を見て、私なりに懸命に歩いてきたことへのご褒美なのだとしたら、こんなにもうれしいことはありません。
人生の中でもとっておきの、強く心に残る一日。引き合わせてくださった方々とのご縁に感謝するばかりです。
マダムはよく話し、笑い、もてなし、食べて、そして料理をしてくださいました。
お昼にスタートしたランチが終わったのは、夜の8時半! ほんとにびっくりで、スペシャルな一日でした。
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