マニュアル通りの応対に・・・少々苛立ちながら

プロとして生きる！　キャリアを磨こう 2012-10-27 17:17

北から東に向かうため、空港を利用したのですが、

保安検査係の方の仕事ぶりに、大きな疑問と少々の苛立ちを感じました。

ドリンクホルダーは空のまま持ち歩いたのですが、

パソコンと一緒にバッグから出して検査を受けました。

ドリンクホルダーの蓋をあけて、中身が空なのを確認しやすくした時、

「匂いで確認させてください」と、係の方の言葉にビックリ。

中身はないわけですから、確認のしようがありません。

実は、この確認。保安検査の方の検査マニュアルにある言葉そのままなのです。

”オイオイ、中身はないでしょ？”と怪訝なわたしの表情に気づかず、

クンクンしています。

ま、すればいいやと思って、黙って見ておりましたが、

そういう無駄な作業をしているからでしょうか？

保安検査を待つ乗客が、溜まりに溜まってイライラしながら待っているのです。

航空会社の地上勤務員の、搭乗時間に姿が見えない乗客を探す大きな声と相まって、

イライラはだんだん大きくなっていくことを、わたしは感じます。

そんな様子に煽られてはいけないのが、保安検査員ですが、

それにしても、無駄な仕事をして、行列長くしても仕方がないのではないでしょうか？

同じ検査機で仕事をしている別の職員の方も、気づかない様子。

まずはマニュアル通りに仕事をする。これは、大切なことですが、

他の空港の保安検査員は、中が空なら、

「ご協力ありがとうございます」と、感謝されて、検査は終わりです。

中身が空なら、匂いの検査が必要かどうか？

疑問に思えないということは、考えて仕事をしていないと言うことです。

考えて仕事ができない人を、大事な保安検査の仕事に従事させて良いのでしょうか？

こりゃダメだ！と、心の中で呟いて。

綺麗に晴れた北の空を後にしました。

素敵な仕事をさせていただいた翌朝の事。

少々、心残りな旅立ちになりました。

仕事をすることがなぜ、人間にとって大切なのでしょう。

考える喜びや楽しみを知るからこそ、人は自分成長を実感できるのであり、

自分が成長している実感が、更なる挑戦に心を湧きたたせ、

また、行動を起こさせる原動力になるはずです。

マニュアルは、考えが及ばない初歩の人材のためにあるもの。

疑問に思ったら、まず自分の経験と有する知識と情報を集めて、考える。

考えたら、その考え方で良いかどうか、先輩や上司に質問する。

上司と同じ考えができるようになったのであれば、

それは自分の成長。自分をしっかり褒めて、認めて。

成長をじっくり感じてほしいな・・・と思います。