- 澤田経営研究所 澤田和明
- 澤田経営研究所 代表
- 群馬県
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
資金調達シリーズの第1弾「融資の実態」をお伝えします。
金融機関からの借入についてのノウハウ本には、以下のような非常識なことが書いてあります。
・銀行は経営者を見て融資をする
銀行は経営者の経営能力・リーダーシップ力・先見力等で融資を行う
→ 実際に経営者と面談した銀行員の判断に委ねられるしか方法はないため、数値では表せない
とても曖昧なものです
・支店長・融資担当と人間関係を作る
支店長・融資担当とゴルフに行く、飲みに行く、お中元・お歳暮を必ず贈る
→ このようなことは「コンプライアンス(法律順守)」違反となり、金融庁から厳しいチェックを受けます
・黒字を出してさえいれば融資は受けられる
業界に関係なく、黒字さえ出していれば融資は受けられる
→ 黒字を出していても業種によっては融資を受けにくい理不尽な現実があります
・融資を受けるための資料は、顧問税理士に任せるのが良い
顧問税理士に任せておけば、融資資料作成はなんとかしてくれる
→ 顧問先1社1社の資金調達まで面倒を見てくれる税理士は少なく、作成した資料もやたら数
値が多く読みにくいものがあります
このように「非常識」なノウハウで融資を考えていては、融資を受けることは難しい。自社が有利に融資を受けたいので有れば、しっかりした戦略を身につけることが不可欠です。
<次コラムへ続く>