更年期障害の一つですが、一般の男性や女性にも起こる
症状です。
原因から先に説明します。東洋医学では肝(かん)とい
うものが、体の血や気、水分の巡りを良くしています。
前回のコラムでも書いたように、更年期の時期にはスト
レスを受けたり、血のめぐりが悪くなることで、肝が
弱ってしまします。そうすると、全身の気や血や水分の
巡りが悪くなるのです。もちろんノドの通りも悪くなり、
そこに気が溜まって、「梅核気(ばいかくき)」とよば
れる気の塊ができてしまうのです。読んで字の如く、梅
の種が詰まった気がすると言う事で付いた名です。
更年期の人でなくても、このような症状に悩まされている
人はいますが、原因は同じで、普段の強いストレスや、
血の巡りの悪さ等が原因で発生します。
よく、人前で話す時に、咳払いしないと話出せない時って
ありますよね?これも梅核気が原因の一つです。
西洋医学では、このような時には抗不安薬が出されるこ
とが多いようです。
鍼灸やマッサージなどの東洋医学では、元々が気や血に
働きかけるように生み出された医療なので、気や血の巡り
を良くするツボ、また肝の機能をUPさせるツボを使って
梅核気を解消していきます。
後日、ツボ療法のページで、家庭でもできる解消法を
お知らせしますね。