建築の特殊性:買う前に実物が見られない−1 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

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建築の特殊性:買う前に実物が見られない−1

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パルティータ建築工房の森岡です。
あけましておめでとうございます。

本年最初のコラムは、「建築の特殊性:買う前に実物が見られない」としたいと思います。


一般の商品は、買う前に実物(と同じ種類の商品)を見て、判断してから買うことができます。
家電製品は、大手ショップで商品を触り試用することができます。
車を買う時は、ショールームで同じ車種を見、試乗することもできます。
パソコンのアプリケーションソフトの多くは、体験版をダウンロードして、試用してみることができます。
最近では、商品の評価サイトを見ることで、使った人の意見を参考にすることができます。人の意見が本当に役に立つかを判断する技術が必要ですが。

しかし、建築、少なくとも我々のように、敷地を始めとする諸条件により設計をして建てる家の場合は、家の計画を決定する(買うことを決める)時、実物を見ることも、人の体験談を聞くこともできません。
計画している時点では、まだどこにも存在していないからです。

一設計:多商品のハウスメーカーでは、ショールームである程度体験できる可能性がありますが、一設計:一商品の我々設計事務所の建築では、竣工するまで体験することができません。

この点が、一般商品との最大の違い、特徴であり、我々の仕事の難しさでもあると考えています。

<続く>
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庭を取り込む心地良い空間、永く住むためのフレキシブルな家

家づくりは、建て主にとっても、とても手間がかかることですが、苦労した結果、建物が実際に形となり、できあがっていくのは、本当に楽しいものです。遠い将来、この家に住んで良かった、と感じてもらえるような、家づくりのお手伝いをしたいと思います。