見守る愛が足りないケースとその対処法2 - 恋愛の悩み・問題 - 専門家プロファイル

阿妻 靖史
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見守る愛が足りないケースとその対処法2

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恋愛セラピストのあづまです。

見守る愛が足りないケースとその対処法1」の続きです。

ひとり暮らしが、親の影響下から離れて、自分で考え、自分で決めて、自分で行動し、自分で責任を取る習慣を身につける第一歩になることは多いようで す。親の過干渉がひどい場合は、私は親と別居することを勧める場合が多いのですが、大抵相談にいらっしゃる前にひとり暮らしを始められている方が、実は多 いです(自分に必要な行動が直感的に分かっているんですね)。


こういう状況下に居続けることが、心と体に与える悪影響の大きさを考えたら、寮のある会社に仕事内容は問わずに就職したり、シェアハウスのような家賃の安 い借家に移るなどの方法を採ってでも親元を離れた方がよい(=逃げた方がよい)と、私は思うのですが(なお、親元から逃げるための結婚は、夫と新たな共依 存関係を作りがちなので、お勧めはしません)、どうしてもひとり暮らしが不可能というなら、精神的な距離を取る努力をするしかありません。繰り返します が、こちらの方が難しい道です。

精神的な距離というのは、簡単に言えば、断り上手になるということです。相手の要求に、全部応えようとするのではなく、私の幸せは私の責任、あなた(たとえば母)の幸せはあなたの責任、という原則に照らして、相手の干渉を、不要だと思ったらきっぱり断る、ということです。

こうして、相手からの影響を受けなくなれば、それはひとり暮らしの代わりに、十分、自分で考え、自分で決めて、自分で行動し、自分で責任を取るという大人の行動習慣を身につけるための、役に立ちます。


なお、過干渉な親で、嫌だと思っているのに、ひとりになるのが怖くて家を出られない。
そう感じる場合、根本的な問題は、見守る愛が足りないことではありません。

根本的な問題は、ひとりで生きていくことが出来ない、心の弱さです。
そして、その原因は、母親的な愛の欠如および、父親的な愛の欠如です。

ここに当てはまる場合、自分ひとりで取り組むことは、極めて難しいのではないかと思います。母親的な愛情を補う段階、父親的な愛情を補う段階などの、始めの段階ぐらいは、セラピストの助けを借りた方がよいと思います。


「心理学に関するコラム:女と男の心のヘルス」


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