- 阿妻 靖史
- パーソナルコーチ
対象:夫婦問題
- 佐藤 千恵
- (離婚アドバイザー)
- 阿妻 靖史
- (パーソナルコーチ)
強制しても、夫婦仲は戻らない。二人が自発的に選ぶことが大事。
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恋愛セラピストのあづまです。
私の大事にしている信念の一つに、
二人が共に、
自発的に、
一緒にいることを選ぶ
という状態こそが大事なのであって、
社会的に恥をかくからとか、
子供のためと言いながら、問題を先送りしたいとか、
それこそ、何らかの強制力で(法律とか親とか)、
別れを阻止するようなことは、
お互いに信頼し合って生活する夫婦を一組でも増やしたい、
という私の活動理念に照らし合わせると、なんの意味もない、
と、考えています。
こう書くと、では子供の状況を無視して離婚してもいいのかとか、経済的なことを考慮せずに離婚したらそれこそ不幸だとか、親が介在してくるとそんなきれい事では済まないとか、そういう風に考える方もいらっしゃると思うのですが、
それは、先に解決すべき問題がある-場合によっては警察や司法を使う必要もありますが-ということであって、結局そのあとに、夫婦が二人で、自発的に、一緒にいることを選ぶ、という状態を作るための課題がやってくる、ということは変わらないのです。
たとえその相手と別れたとしても、信頼関係を築ける相手を見つけて、自分も相手から信頼されるに値する行動のできる人間に成長する、という課題は、やっぱりやってくるものですので。
そのような意味で、法律文書の作成とか、相手に対して書面で約束させるとか(浮気のあとなど、そういう衝動に駆られる人はいると思いますが)、強制力を発揮したいという衝動は、
夫婦が、
自発的に、
一緒にいることを選ぶ、
という状態を作るためには、あまり役に立たないと考えています。
これをお読みになっている方は、もしかすると経験がなくて想像がつかないということもあるかもしれないので、あえて、当たり前のことを書いておきますが、
ベストパートナーと出会えたと感じている夫婦は、
自分の意思で、
相手と一緒に居続けることを、選んでいるものです。
それが、自分の幸せだと分かっているから。
お互いに、わかり合うために、
自分のことをちゃんと分かり(これが意外と難しい)、
それを自分の責任で、言葉にして、相手に伝え、
相手の言葉は、真意をくみ取ろうと努力して聞き、
二人でいることで人生がより豊かになる関係を築く。
言葉で書くとこんなにシンプルですが、
ひとりでいた方が楽じゃん、なんて思う人もいるぐらい、夫婦がうまくやっていくことはメンタル体力が必要です。
しっかり自分のメンタル体力をつけて、夫婦でいることが楽しく幸せなことであると思えるようになる。
そのような道を目指している人を、応援したいと思っています。
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