伝統と現代の設備・法規/漆工房 - 商業建築デザイン・設備全般 - 専門家プロファイル

忘蹄庵一級建築士事務所 代表
東京都
一級建築士
03-5940-5712
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:商業建築デザイン・設備

宇田川 ひとみ
宇田川 ひとみ
(グラフィックデザイナー)
宇田川 ひとみ
宇田川 ひとみ
(グラフィックデザイナー)
宇田川 ひとみ
宇田川 ひとみ
(グラフィックデザイナー)

閲覧数順 2016年12月09日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

伝統と現代の設備・法規/漆工房

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. 商業建築デザイン・設備
  3. 商業建築デザイン・設備全般
設計の方法

神田川と小石川後楽園に囲まれた商店街の一角に古くから店を構えていた大河原漆工房が、市街地再開発でビルの地下に移転することになり内装設計をさせていただきました。

大河原漆工房は床框、天井縁、建具など建築の漆塗りを中心に、家具や仏具、茶道具などの分野でも活躍されています。本物の漆塗りは他の塗料では出すことのできない深みのある仕上がりとなりますが時間と予算がかかることも確かです。漆を塗る材料は下地処理をしてから1年ほど枯らせ、木地がやせたところで漆を塗りと磨き工程を幾度となく繰り返します。工房には預かって何年も寝かせている下地状態の仏具や茶道具などもありますが、実際に建築で漆塗りを使うとなると漆の下地に使う材料の手配を可能な限り早めたとしても、漆塗りの工期は数か月程度に限られてしまいますので周到な準備が不可欠です。工房では工事完了後にご自身で木部を拭き漆に仕上げています。

さて、漆工房には室(むろ)という乾燥室が必要です。漆の中に含まれるラッカーゼという酵素の働きが漆を乾燥させるのですが、この酵素が働くには高温多湿の環境が必要となります。つまり、矛盾するようですが湿度のあるところで漆は乾燥していくため、乾燥時には湿らせた室の壁面が少しでも長く含んだ水を保ちやすいように杉の荒板を横目貼りにします。ビルの内装に杉板など燃える材料を使用する場合はスプリンクラーの他に排煙設備が必要になるなど設備面の配慮が必要になってきます。

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(東京都 / 一級建築士)
忘蹄庵一級建築士事務所 代表

専門家の立場でご要望に親身に対応します

長く使い続けていただける心配りの行き届いた居心地のよい建築空間をご提供したいと考えています。新築だけでなくリフォームやリノベーションの実績も多数あります。既存住宅状況検査や耐震診断などを行って中古物件に価値を生み出すことを大切にしています。

03-5940-5712
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

カテゴリ 「設計の方法」のコラム