教育の重要性① - 経営コンサルティング全般 - 専門家プロファイル

寺崎 芳紀
株式会社アースソリューション 代表取締役
東京都
経営コンサルタント

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閲覧数順 2016年12月03日更新

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株式会社アースソリューションの寺崎でございます。

今回は、「教育の重要性」について執筆させていただきます。駄文ではありますが、お付き合いいただければ幸いです。

先般、神戸のとある有料老人ホームで、入居者様に対する虐待が発覚し、介護士数名が逮捕されるという事件がありました。皆さんも、記憶に新しいところかと存じます。当然のことではありますが、虐待は絶対に許すことはできません。虐待を肯定する人が万一いたとしたら、もはやその人は介護業界から退場していただくしかありません。 しかし、ごくごく当たり前過ぎることなのに、なくならない。むしろ、増えている。 なぜなのでしょう? 虐待があったという事実があって、それを「なんてひどいことをするのだろう。最低だ」と批判をしているだけでは、何も始まらない気がするのです。

私は、2007年に起業したのですが、その前には介護の現場におりました。

もちろん、虐待などはまったくなかったのですが、とにかく人員不足は深刻でした。

私がいた施設は、入居22名の小さな有料老人ホームと、訪問介護・デイサービスを併設された施設でした。 厳しいながらも何とか回していたのですが、最も深刻だったのは、「夜勤の配置」です。

夜勤は1名体制で行っていました。 夜勤配置は「20:1」基準が一般的だと思います。これに照らし合わせれば、夜勤は1名体制にするのが収支的には妥当と言えたかもしれません。 しかし、収支的には妥当であっても、体制としてはどうでしょうか。 それは、イコール夜間に急変等があっても、どうすることもできないということを意味するわけです。

実際、私がいた施設でも、夜間に徘徊するお客様や、急変する方はいらっしゃいました。その都度、その日に夜勤を担当するスタッフは、不安を募らせていたと思います。 私は、施設長として、夜間に急変が予想される時には早めに協力医療機関に相談し、受診等(場合によっては入院)の調整をしたり、時には泊り込んで救急搬送の際には対応したりしていました。月の半分以上泊り込んだこともありました。休みも1ヶ月2ヶ月取れないこともザラでした。 自分なりに、できる限りの努力はしてきたつもりでしたが、会社の方針もあったため、最終的にはどうにもなりませんでした。

在任中、大きな事故がなかったのは、奇跡といっても過言ではありません。スタッフは本当によくがんばって下さいました。 会社の方針を変えることは、とうとうできなかった。スタッフに不安な思いをさせてしまったことは、今でも本当に申し訳なく思っております。 一歩間違えたら、つもりつもって虐待に・・・なんてことも、十分あり得るわけですから。 今考えると末恐ろしいです。 そう考えると、虐待や事故等は、介護を担う個人の問題だけでは、決して片付けられない話であると言えましょう。

確かに、介護保険の制度等にはいろいろ問題はあります。 しかし、制度システムの根幹について、批判をしていても始まりませんので、受け入れるしかありません。

では、その中でどうしていったらよいのでしょうか? 答えがなかなか見つかりません。簡単に答えが見つかったら、誰も苦労しませんよね。

でも、一つ挙げられるとしたら、それは「教育」だと思うのです。

「そんなこと、当たり前ではないか」と思われるかもしれません。しかし、わかっていてもなかなかできないのが現状ではないでしょうか。 介護保険のサービスは、報酬が一律に決まっているため、売上はある一定のところまで行けば頭打ちになります。

国は、人員を手厚くしたり体制を整えたりする事業所には、「加算」というものを用意して評価してはいます。しかし、それでも民間のサービスと違って、限界を超えることはできません。

教育が重要であることは、頭ではわかっていても、それにかけたコストが「見た目上」反映されにくいと言われます。そんなことは、まったくないはずなのですが・・・ また忙しいことを理由に、着手できないという事業所が多いのも、実情だと思います。

続きは、次回に持ち越します。

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