「自信を抱かせる」【inspire confidence】(5)
2.自分を肯定的に見る
自分を肯定的に見る際に大切なことは、
「その判断に客観的な評価があるかどうかではない」*1
ということです。
つまり「自分がどう思っているか、感じているか」が大事です。
例えば、英語で海外の人と話す場合、
よく「大阪のおばちゃん」が例に出され、
片言の英語でも、ボディランゲージ交えて、
平気でコミュニケーションがとれると言います。
それに対してTOEFLなどで700点ぐらい取れるのに、
会話がまったくダメな人もいます。
「大阪のおばちゃん」と「700点」では、
客観的には「英語」の力は「700点」の方が上のようですが、
自分で肯定的に「まあなんとかなるわ」と思っているのと
そうではないのでは、行動に差が出てくるということです。
ですから・・・、
「自分の長所や短所だ、能力や限界だ、と判断するのに
どこまで確信を抱いているのか、そのほうが問題になる」*2
というわけです。
以上のことは「自信」が主観的で流動的だという話に共通しています。
3.自信を持つ
『自己評価の心理学』(紀伊国屋書店)((『自己評価の心理学』(著 クリストフ・アンドレ&フランソワ・ルロール 紀伊国屋書店)では、
「自信」について、こう定義しています。
「自分の決断に確信を持てる」
「どんな重要な局面でも自分は適切な行動を取れると
信じることができる」
スポーツ心理学者マートン氏の定義とは違っていますが、
自己評価と同じく、主観的であることを、
ここではおさえておき、次回、
自信を抱かせるためのポイントをおさえたいと思います。
つづく>>>
by EARTHSHIP CONSULTING