- 増井 真也
- 建築部門代表
- 建築家
対象:住宅設計・構造
現場に付くとこちらも想定外でびっくりするような工事が行われている。収納の中にレンガがはられていたり、壁の一部が濃い茶色で塗られていたりと。じっくりと現場を見て回ると、その施工ぶりの精度の高さとなかなかのセンスのよさにまたまたびっくりさせられる。これは明らかに家作りを楽しんでいるなという感じなのである。
楽しんでくれれば大成功だ。きっとこれからもじっくりとこの家を使い込んでいってくれるだろう。家というものは引渡しのときが完成ではない。住み続け使い続ける時間とともにいかようにも変化するものだ。その変化を許容できる家がすぐれた家であると思う。先日お邪魔した浜田山の家も素敵な変化をとげていた。きっとこのふじみ野の家もまだまだ変っていくんだろう。